ライオン(株)タイや韓国の歯磨が伸びなやむ

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当第1四半期の業績の概況当第1四半期のわが国経済は、米国発の金融危機による世界的な経済情勢の悪化の影響を受け、企業収益が大幅に減少するとともに個人消費が冷え込むなど、景気が一段と悪化し厳しい状況にありました。当社グループが主に事業を展開する国内日用消費財業界は、昨年の原油や植物油脂価格の高騰による影響が当第1四半期にまで及び、さらには、店頭での激しい販売競争が続き、厳しい事業環境にありました。このような環境の中、当社ライオングループは、「企業価値の向上」を目指した中期経営計画のもと、重点ブランドの育成や新規市場の開拓に努め、成長基盤の強化を図るとともに、製造原価低減等のトータルコストダウン施策をより一層強化し、収益基盤の確立に取り組んでおります。当第1四半期は、ファブリックケア、リビングケア事業分野の成長市場に主力ブランドで高付加価値新製品を発売し、重点育成に努めるとともに、ビューティケア事業分野では独自性の高い新製品を発売し、新規市場の開拓を積極的に進めました。また、製造原価や物流費の低減を中心としたコストダウン施策に取り組みました。以上のような施策を推進しましたが、当第1四半期の売上高は、化学品事業が世界的な不況による影響を大きく受けたことに加え、海外事業が円高の影響を受け、628億9千7百万円(前年同期比10.2%減)となりました。 損益は、33億1千1百万円の営業損失(前年同期は14億2千7百万円の営業損)、31億3千5百万円の経常損失(同14億5千4百万円の経常損失)、19億8千5百万円の四半期純損失(同10億8千3百万円の四半期純損失)となりました。(2)セグメント別の概況<ヘルスケア事業>(単位:百万円)当第1四半期 当事業の売上高は256億9千4百万円(前年同期比5.2%減)、営業損益は11億8千8百万円の営業損失(前年同期は7千1百万円の営業損失)となりました。(オーラルケア事業分野)当事業分野では、「クリニカ」、「デントヘルス」および前期に100 億円ブランドへと成長した「デンターシステマ」の重点育成に努めました。歯磨は、主力の「クリニカ」や「デンター クリアMAXマックス」、高機能歯周病予防の「デントヘルス」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。歯刷子は、改良発売した超極細毛の「デンターシステマ」が好調に推移し、全体の売上は前年同期をかなり上回りました。口中剤は、「デンターシステマE Xイーエックスデンタルリンス」や「クリニカ デンタルリンス」が売上を好調に伸ばし、全体の売上は堅調に推移しました。 歯科材料は、主力の「DENTデント.E Xーエックス歯間ブラシ」シリーズが順調に推移しましたが、歯磨「デント.チェック−アップ」シリーズが伸びなやみ、全体の売上は横ばいとなりました。また、海外では、韓国の歯刷子が堅調に推移しましたが、タイや韓国の歯磨が伸びなやみ、全体の売上は横ばいで推移しました。(ビューティケア事業分野) 当事業分野では、主力の「キレイキレイ」シリーズの重点育成に加え、ボディケアの新ブランド「プロテクスタイル」を発売し、新規市場の開拓を積極的に進めました。ハンドソープは、風邪やインフルエンザに対する予防意識が高まる中、「キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。ボディソープは、前期に新発売した「バ ス ト ロ ジー泡のボディケアウォッシュ」の育成に努めましたが、市場規模縮小の影響を受け、全体の売上は伸びなやみました。制汗剤は、市場規模の拡大が続くロールオンやスティックタイプで「バン デオドラントロールオン」、「バン デオドラントパウダースティック」を改良発売するとともに、30 歳代男性特有のニオイも抑える「プロテクスタイルデオドラントミスト」を新発売し、全体の売上は順調に推移しました。また、乳由来のラクトフェリンが腸まで届く「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」(通信販売商品)がお客様のご愛顧を得て前年同期比3倍増の売上になるなど、機能性食品分野の育成が進みました。また、海外では、韓国のハンドソープが好調に推移し、全体では前年同期の売上を上回りましたが、為替変動の影響を受け、円貨換算では前年同期を下回りました。(薬品事業分野)当事業分野では、「バファリン」、「スマイル」等の主力ブランドに加え、前期に品ぞろえを強化した「ペア」の育成に努めました。鎮痛解熱剤は、「バファリンA」が市場規模縮小の影響を受けて伸びなやみ、全体では前年同期の売上を下回りました。アイケア剤は、主力の目薬「スマイル 40 E Xイーエックス」が競争激化の影響を受けて伸びなやみ、全体の売上は前年同期を下回りました。ビタミン含有保健薬は、栄養ドリンク剤「新グロモント」が堅調に推移しましたが、「グロンサン」が伸びなやみ、全体の売上は前年同期を下回りました。殺虫剤は、くん煙タイプの新製品「バルサン プロE Xイーエックス」を発売しましたが、市場規模縮小の影響を受け、全体の売上は伸びなやみました。外皮用剤は、大人のニキビ、肌あれを改善する内服薬「ペアA錠」がお客様のご好評を得て、全体の売上は前年同期比2倍増となりました。
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