東京都・統一地方選挙:歯系議員選挙「低調傾向に懸念&強まる連盟の課題露呈」

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注目の統一地方選挙後半選になる市長・市議選、区長・区議選が、4月24日に投票が行われ、即日開票された。市長、区議会議員を目指す歯科医師7名、歯科技工士1名、歯科衛生士2名の歯系議員は7日間の選挙の間、奮闘したものの、結果は、かつてのほどの勢いがあるとは言えず、課題を残す結果になった。当選者は、石川義弘・台東区議会議員(57歳・自民党・歯科医師・鶴見大学歯学部卒)、飯田倫子・目黒区議会議員(64歳・自民党・歯科衛生士)、庄野剛志候補(自民党・歯科技工士)、安部弘幸候補(49歳・自民党・歯科医師・日大松戸歯学部卒)、国枝正人候補(41歳・みんなの党・歯科医師・日歯大卒)、永沼克之候補(42歳・自民党・歯科医師・明海大学歯学部卒)、石田知弘(ちひろ)候補(35歳・共産党・歯科衛生士)。善戦及ばず、区議を目指した森野弘司郎・港区議会議員(54歳・自民党・歯科医師・奥羽大学歯学部卒、)新人の佐藤道子候補(41歳・自民党・歯科医師・日大松戸歯学部卒)、小針秀夫候補(71歳・無所属・歯科医師・日大歯学部卒)、東村山市長選挙に挑んだ折笠広樹候補(日大歯学部卒)の各候補は落選した。

石川議員、飯田議員は、初挑戦より当選が難しいとされる二期目の挑戦ということ、必ずしも若くない年齢、前回の得票が上位でなかったことなどから、一部には当選を危惧する声もあった。今般の選挙予想にある「現役有利」と地区レベルでの「自民党のブランド力」が発揮したともいえる。新人当選を果たした、庄野候補は、前回惜敗した票の上乗せは、予想より少なかったが、地元地区をまとめ切り、江東区長とのペア作成が功を奏した形になった。4月23日の最後の訴えも区長と共に行った。「この地区から自民党区議を出して下さい」とする山崎一孝・江東区長の発言は有効とされる。

安部候補は最下位当選。「当選すれば、トップも下位も議員は同じという言葉は、釈明言葉」にあるように、今後、議員としての力量が本当に問われてくる。世田谷区のように当選得票ラインが高いと、組織以上の票獲得の戦略・戦術が求められている。課題を残した選挙である。永沼候補は、父親の地盤を上手に継承したとされる。世代交代が進むな中で、後援会組織の拡大・充実が必須となっている。また、日歯連盟、都歯連盟から、野党という立場から推薦を受けられなかったとされる国枝候補、石田候補は、独自の戦略・戦術を進めざるを得なかったようだ。当選を見込める数を確保している中で、党内同士の得票選挙になっていた。それぞれ「みんなの党」「共産党」という党が全面出ての選挙の評価は今後の課題でもある。

一方、落選した森野・議員は、4年前に立候補した時の政治的環境とは様変わりになったことは事実。その逆風を超える主張・訴えが弱かった。佐藤候補は、激変する選挙区事情への対応が十分でなかった。"人口12万人中有権者は11万人。さらに有権者の70%が新住民"という中での新住民への対策を講じることができなかった。小針候補は、その意思は尊重されるべきであるが、当落の議論は必要ない状況であったことは事実である。東村山市長選挙に挑んだ折笠候補に対しては、現職市長に住民の不満が特別にあるわけでないが、立候補したことについて、「知りません。出たいからではないか」と地元連盟関係者が指摘していた。

全体に、歯系議員の得票数は突出しているわけではない。各レベルの歯科医師会連盟・の"組織力"の低調感は否めない。かつての力を、ここ数年示せていないもの事実であり、まさに「連盟の在り方」、「戦略・戦術」、「推薦の基準」ほかを再検討する時期になったことを示す統一選挙になった。

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