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「きちんと食べているから大丈夫」と思っていませんか?
小児の口腔機能発達不全症は、う蝕や歯並びといった“見える問題”の陰に隠れて見逃されやすい疾患です。しかし、放置すれば咀嚼・嚥下・発話の遅れを招き、全身の発達や社会性にまで影響を及ぼす可能性があります。歯科医療従事者は、日々の健診・治療の中で小児の口腔機能に目を向け、早期発見・介入を図ることが求められています。
本記事では、口腔機能発達不全症の基本と診療現場でのアプローチ方法を整理します。

見逃してはいけない小児患者の口腔機能発達不全症

著:nishiyama /

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Introduction

著者紹介

nishiyama

歯科大学歯科衛生士学科卒業後、小児患者や障害者の歯科診療体制や、歯科恐怖症患者について学ぶため歯科大学付属の専攻科へ進学し口腔保健学学士を取得。その後は小児歯科専門歯科医院にて勤務。歯科衛生士ライターは「歯科に苦手意識を持っている人が媒体を通して理解し、歯科を身近に感じることで歯医者に行ってみよう」という気持ちになることを後押ししたいという思いから学生時代に始めた。