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近年「睡眠時無呼吸症候群(以下SAS: Sleep Apnea Syndrome)」は、単なる「いびき」の範疇を超え、高血圧や糖尿病、心疾患といった全身疾患のリスクを高める重大な疾患として認識されています。そしてこの診断と治療において、歯科医師に求められる役割も高まっています。

これはSASの病態の多くが、上気道の解剖学的構造、特に口腔内や顎顔面領域の構造に深く関わっているためです。つまり歯科医師は日々の診療の中で潜在的なSAS患者を見つけ、適切な治療へと導くキーパーソンとなり得ます。

本記事では、歯科医師向けにSASの基礎知識や歯科的介入について解説します。

歯科医師が知っておくべき睡眠時無呼吸症候群(SAS)

著:ミホ /

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著者紹介

ミホ

東京医科歯科大学卒業後、都内歯科大学病院に勤務。退職後はフリーランスの「歯科衛生士ライター」として活動し、ライターの指導や教育、ディレクションも行う。自身で制作・運営を行なっていた歯科メディアは販売を達成。大学の卒業研究では日本歯科衛生学会の学生研究賞(ライオン歯科衛生研究所賞)を受賞。現在はDentalMonitoringJapanに勤務し、2児の母でもある。
Instagram:@toothteethtokyo