1.訪問歯科診療という舞台の幕開け
――2020年春、全国に広がるCOVID-19の影響で感染回避のための歯科受診控えなどもあり、訪問歯科も一時的に控えられる傾向にありました。ですが、感染防止に口腔ケアが大切だと認識が改められ、高齢者施設を中心に訪問歯科診療への需要も増加していきます。厚生労働省の医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況によると、2023年にはすでに全国の歯科医院の約34%が訪問歯科診療を実施。過去10年で8,605医院が新しく取り組み始めました。その一方で、導入をしていない医院もまだ多く、約66%の医院が未導入となっています。
2.~歯科医師対象 訪問歯科診療に対する意識調査~より
2024年9月、私たちは歯科医師の先生方を対象に、訪問歯科診療に対する意識調査を実施いたしました。(当社ホームページのお役立ち資料としダウンロード可能!)
調査結果によると「訪問歯科診療を始めたるにあたっての疑問点・不安点」の上位は以下のとおりでした。
第1位:訪問歯科診療の器具機材などの準備
第2位:訪問の体制整備
第3位:訪問歯科の知識
第4位:訪問先(施設など)との連携
第5位:集患
※デンタルサポート社調べ
「ポータブルユニットなどの初期投資に見合うのか」「どんなスタッフ体制・ルールで回すのか」「算定・書類はどうすればいいのか」「施設・ケアマネとの関係づくりがわからない」――こうした声が多数寄せられました。
すでに訪問歯科を実施している歯科医院でも、
- スタッフ不足(36.7%)
- 集患ができていない(27%)
- 提出書類や算定できる点数がわからない(24.7%)
- 効率よいルート・スケジュール調整ができていない(20.2%)
といった課題が上位を占めています。
「必要性は理解している。だが、具体的にどう動けばいいかわからない」――この“モヤモヤ”こそ、多くの先生が足踏みをしている「ホンネ」ではないでしょうか。
※デンタルサポート社調べ
3.“モヤモヤ”を解決 ~デンタルサポートのサービスとは~
デンタルサポートは、訪問歯科診療サポートのパイオニアとして28年以上の実績を持ち、北海道から九州まで全国で、ひと月あたり約3.6万人の患者様の診療をサポートしています。
特長は、「医院ごとの状況や悩みに応じたオーダーメイド支援」です。画一的なパッケージではなく、
- これから始めようとしている医院
- すでに実施しているが伸び悩んでいる医院
それぞれにとっての「ちょうどいい訪問歯科診療」を一緒に設計していきます。主な支援メニューは、大きく次の2領域に整理できます。
①「始める」を支える:導入コンサルティング

- 必要な届出・施設基準の確認
- 訪問に必要な設備・器具機材・書類の整理
- 訪問歯科診療の基礎知識(診療報酬・医療/介護保険・伺える範囲など)のレクチャー
- 医院としての基本ルール策定(訪問日・担当・記録・連絡フロー等)
- 商圏・市場調査(エリア内の施設数、訪問利用状況、競合歯科の状況など)
- 医院内掲示用ポスター、外来患者向けチラシ、訪問歯科専用パンフレットなどの販促ツール提供
「何から始めればいいか」を具体的な手順に落とし込み、「どこにニーズがあるのか」「誰に何を伝えればいいのか」を整理して、実際の広報活動まで伴走することで、“集患”の課題にもアプローチし、初めての先生でも無理なくスタートできるように支援しています。
②「続ける」を支える:診療コンサルティング

4.成功の実例 ~小さなきっかけが大きな一歩に~
静岡県郊外の自然豊かなエリアに佇む、S歯科医院。こちらの院長先生は、歯科医師会のご友人からの紹介でデンタルサポートに出会いました。
S歯科医院の歯科医師は院長1人、歯科衛生士7名と受付・助手4名の構成で外来診療がメイン。訪問歯科診療に本格的に取り組むことを検討なさっている段階でした。
【院長先生が抱えていた5つの悩み】
- ① 何から手を付けていいかわからず訪問歯科診療の知識も少ない
- ② 施設へのアプローチ方法がわからない
- ③ ケアマネジャーとのつながりが希薄
- ④ 歯科衛生士の人員に余裕があるため活かしたいがどうすればいいかわからない
- ⑤ 現状の訪問は在宅患者2件のみ
まさに、先ほどのアンケートで挙がった「器具機材」「体制整備」「訪問先との連携」「集患」といった悩みを、そのまま抱えていた医院でした。
“このままでは宝の持ち腐れだ”――そう直感した私たちは、提案を4つの柱にまとめました。
A. 市場調査によるターゲット分析
B. 広報支援で医院の認知度アップ
C. 訪問歯科診療の勉強会開催
D. 訪問歯科診療の基本ルール策定
この4つの柱の中身こそ、先ほどご紹介した
- 市場調査/広報支援
- 導入コンサルティング
- 勉強会・マニュアル・診療コンサルティング
を、こちらの歯科医院の状況に合わせて具体化したものです。
4つの柱については、次回以降の連載の中で詳しく説明させていただきますのでお楽しみに!
5.奇跡のテコ入れ ~“たった1年”でここまで変わった!~
この4つ柱の施策を実行に移した結果、1年目の成果は想像を超えるものでした。毎月50件の広報支援活動により、実施前には施設への訪問実績が全く無かった状況から、1年後には5施設からの訪問依頼をいただけるようになりました。在宅の患者様に関しても、地域のケアマネジャーから1年間で10件以上の新規訪問依頼をいただけるようになったのです。
さらに、ケアマネジャーたちとの交流や地域の介護施設との連携を通じて、“信頼のネットワーク”を構築。今では、地域の歯科医療を支える歯科医院としてかかせない存在になりました。
6.あなたの医院にも訪問歯科の物語を
S歯科医院の成功は、決して特別なものではありません。ポイントは、
- 明確なステップを踏むこと
- 地域との信頼関係を築くこと
…ここを地道に実践しただけです。
「自分の医院でも本当にできるのだろうか?」そう迷うのは当然です。しかし、動き出さなければいつまでも同じ場所に立ち止まったまま。この記事が目に留まった今こそ、先生の医院が“訪問歯科診療”という新たなステージに挑戦するチャンスです。
7.次回予告&無料相談のご案内
次回は、今回ご紹介したS歯科医院の院長先生へのインタビューをお届けします。インタビューでは実名でのご紹介となり、実体験に基づく“成功の裏側”を余すところなく語っていただく予定ですので、どうぞお楽しみに!
そして、具体的には何も定まっていないけど訪問歯科診療をこれから考えてみようかと思った先生へ──デンタルサポートは、訪問歯科診療に関することならなんでも相談を承ります!
これから始めようとか、やっているけどうまくいかないという先生はもちろんですが、「今は外来診療が忙しく、訪問なんて全く考えたこともなかった」など、検討の前段階で具体的な構想が無い先生も大歓迎です。
無料相談では、医院の現状や先生のお考えをヒアリングさせていただきながら、近い環境の歯科医院の事例紹介や課題の整理をさせていただきます。その中で、先生にとっての“ちょうどいい”を見つけ出し、それぞれの歯科医院にあわせたオーダーメイドプランをご提案させていただきます。
ぜひこの機会に先生の医院での訪問歯科診療の可能性を探ってみませんか?
お問い合わせはこちらまで!