Dentwave会員、歯科衛生士のcoe会員の歯科医師の方々に「診療報酬改定が医院経営に与える影響」に関してお聞きしました。
■調査期間:2025年10月10日〜2025年10月23日
■回答者:歯科医師215名(Dentwave会員)(歯科衛生士のcoe会員)
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診療報酬改定が医院経営に与える影響
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1.診療報酬改定(直近のものを含む)に関して、医院経営において最も大きな課題・影響だと感じていることは何ですか?
複雑化する保険診療ルールの把握・運用と回答した方は40.0%と最も多く、次いで収益の維持・増加の困難さ(点数の引き下げなど)と回答した方が20.9%、スタッフの賃金・待遇改善への対応と回答した方が13.0%
という結果となりました。
2.直近の診療報酬改定で、積極的に導入・算定している、または今後強化したいと考えている項目をお選びください。(複数選択可)
歯周病安定期治療(SPT・P重防)などの管理関連と回答した方は40.9%と最も多く、次いでCAD/CAM冠・インレーなどの補綴関連と回答した方が39.5%、口腔機能管理・リハビリテーション関連と回答した方が24.2%という結果となりました。
3.診療報酬改定による収益への影響を最小限に抑えるために、院内で現在実行している具体的な対策をお選びください。(複数回答可)
保険診療の点数取りこぼしがないか算定ルールの徹底的な見直しと回答した方は47.4%と最も多く、次いで院内の間接費・コスト削減の実施と回答した方が30.2%、自費診療のメニュー拡充や価格改定と回答した方が22.8%という結果となりました。
4.診療報酬改定の影響について、具体的な事例や今後の経営に関する懸念事項などを自由にご記入ください。
- 物価上昇による材料費 技工料 水道光熱費 人件費などの高騰に対し 2年に1回の診療報酬改定では少なすぎて 経営が破綻する 病院や診療所が多数出てくると思われる。
- 複雑化し用語がわからない領収書を見た患者の不信感による治療控え
- 同じ処置をしてもDrを複数雇用している医院の方が点数が高かったりしているのがそもそもおかしいと思う
国の方針に納得いかない - 補綴は全てメタルフリーとし、自費扱い。また矯正と予防も自費扱い。保険の利用率を下げていくこと。
- SPTを今後どのように算定していくようになるかが、経営上の課題と思う
- 施設基準クリアに対する点数改正ではなく治療技術に対して行なってほしい。
- 金属代を補填できていない
- 算定基準が明確でないように感じられる項目が多く、施設基準との関連性も見えにくいため、間違いが増えそう。
- 改定内容によって大規模投資ができる医院とできない医院でさらなる格差ができてしまう。
過疎地の歯科医院が疲弊してしまう。 - ベースアップ評価料では補いきれない人件費増への対応をどの様にするのかが難しい問題です。
- 新たな設備投資や算定方法の複雑さが保険医であり続けることを困難にしている
- 改訂後の新しいルールに慣れるのに時間がかかる。また、慣れたと思っていても算定ミスすることがある。例えば、CAD/CAMが算定できないのに算定してしまった等。
DentResearch調べ
■調査期間:2025年10月10日〜2025年10月23日
■回答者:歯科医師215名(Dentwave会員)(歯科衛生士のcoe会員)
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