Dentwave会員、歯科衛生士のcoe会員の歯科医師の方々に「AIを活用した症例記録・診断のテンプレート化は進んでいる?」に関してお聞きしました。
■調査期間:2025年7月28日〜2025年8月6日
■回答者:歯科医師162名(Dentwave会員)(歯科衛生士のcoe会員)
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AIを活用した症例記録・診断のテンプレート化は進んでいる?
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1.AI技術が歯科医療に導入されることについて、どの程度関心がありますか?
ある程度関心があると回答した方は47.2%と最も多く、次いで非常に高い関心があると回答した方が26.4%、どちらともいえないと回答した方が13.8%という結果となりました。

2.あなたの職場では、AIを活用した症例記録や診断のテンプレート化は進んでいますか?
現時点では導入の予定はないと回答した方は44.0%と最も多く、次いでAI活用について、まだ情報収集段階であると回答した方が35.2%、必要性を感じていないと回答した方が11.9%という結果となりました。

3.AIを活用した症例記録・診断のテンプレート化において、特に期待する効果は何ですか?(複数選択可)
医療従事者の負担軽減と回答した方は44.7%と最も多く、次いでヒューマンエラーの削減と回答した方が40.3%、データ分析による医療の質の向上と回答した方が37.7%という結果となりました。

4.AIを活用した症例記録・診断のテンプレート化を進める上で、どのような課題や懸念があると感じますか?(自由記述)
- コストパフォーマンス
- 信頼できる精度か
- 提供する会社の倒産によってデータが突然消失する可能性がある。
- 初期投資の費用
- 個人情報保護
- 保険請求に適応したカルテ入力
- 年配の先生方やパソコンが苦手な人には不向きだと思います。
- 診断力が育たない
- 予防歯科処置の点数の加算
- 現在のスタッフが新たな仕事を覚えることに仕事量が増えて負担になるのではないか
- AIが診断した理由(所見)を確認するのが難しい場合が多く、参照した情報源についても特定できない可能性があると考えられることから、難しい症例、珍しい症例について効率化を重視すればハルシネーションのために誤診を指定しまう可能性があること。「わからない」という答えを返さずにもっともらしいことを言うのが心配。
- 費用面において導入できる医院とできない病院の格差が生まれそう。
DentResearch調べ
■調査期間:2025年7月28日〜2025年8月6日
■回答者:歯科医師162名(Dentwave会員)(歯科衛生士のcoe会員)
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