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認知症予防が注目されている。しかし、認知症の最大のリスク因子は加齢であり、年齢を重ねると誰もが認知症の状態となる。このため、認知症にならないという意味での予防は認知症にはそぐわない。認知症の発症を遅らせ進行を遅くするのにエビデンスがあるのは、人との会話、運動、規則正しい生活、バランスの良い食事である。
一方で、認知症の診断が遅れると失敗を恐れて引きこもった生活となり認知症の進行は加速する。歳を取れば誰もが認知症になるのだと受け入れ認知症に備えることが重要であり、認知症の早期発見が求められている。講演では認知症予防の危険性から備える重要性、認知症のゲートキーパーとして歯科医院に求めることについてお話したいと考えている。

医療法人すずらん会　たろうクリニック院長
内田直樹 先生