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2013/10/24

第8回 オペラント療法(1)

オペラント条件付け療法

1.正の強化法:望ましい行動に対して強化していく方法

1)トークン・エコノミー(代用貨幣)

[1]目的:入院患者の行動変容
精神科の患者の生活能力を培う

[2]望ましい行動を行うとトークン(チケット、コイン、得点など)が与えられ、集められたトークンに応じて(食べ物、ガムなど)や特典(例:テレビを見る)などのさまざまな報酬と交換できるシステムになっている。トークンの使用の利点を生かして、適切な行動を形成する方法として、広く用いられている。

2.シェイピング(反応形成)shaping

オペラント技法の一つであり、一定目的行動(標的行動)に至るまでの行動を段階的にスモールステップの形で設定し、順次これを遂行させて、最終的に目的行動を獲得させること。

[1]自発する行動のうちで、比較的行動に近い行動を強化する。

[2]その条件付けが完成したら、次にもう少し目標行動に近い行動を強化する。

[3]これを繰り返しして、徐々に目標行動に近い行動を条件付ける。

効果的なシェイピング

●目標行動を正確かつ明確に決めること。

●現在どこまで達成できるか明確にし、次にどの行動を強化するかを決定する。

●大きすぎず、小さすぎない、ステップを設定する。十分な強化が得られるようにする。

3.負の強化法:負の強化子を与えることによって行動を変容させる。

[1]嫌悪刺激の提示を知らせる刺激を弁別刺激として、嫌悪刺激の提示を間逃れる行動が「回避行動」である。

[2]嫌悪刺激が与えられた場合、そこから逃れようとする行動が「逃避行動」である。

[3]罰:嫌悪刺激(負の強化子)を反応に随伴させる操作、負の強化子が増加するという経験をすると、その反応は将来起こりにくくなる。

[4]タイムアウト:
一定の決められた時間、強化を受ける機会を患者に与えないようにすることで、不適切な行動を減少させる手続き。例)*チック症状の軽減

[5]レスポンス・コスト:
行動の出現に随伴して呈示されていた強化子を一定撤去することで、不適切な行動を減少させる手続き。例)盗みや攻撃行動の治療

[6]過剰修正法:
不適切な行動の出現減少させるために用いられる手続き。その患者は集中的な練習を通じて、適切な行動を教えられる。

用語解説

*チック:器質的に異常があるわけではないのに、「目をぱちぱちする」、「首を振る」、「首を動かす」などの不随的な運動のこと。

次回はオペラント療法(2)についてお話しします。

「今日のコラム」

 原田歯科クリニックのメンバーでジェームススキナー先生のメガイベントに参加して来ました。
9月16日から24日まで、クリニックを休診にして5名でメガイベントに参加して来ました。「9ステップ」よりも中身が濃くたくさんのことを学びました。一日の睡眠時間は2、3時間でしたが、自分の性格、特徴、弱点がみえてきました。今までにない学びでした。帰りのタクシーの中では、今までにはない感情がこみ上げてきました。これからは自分の弱点を克服していくこと、そしてみんなへの感謝、原稿を書いている今でもそんな気持ちです。チームをまとめるということがどういうことであるか、リーダーシップの取り方、人に何かを与えること、それらをチームの仲間から学びました。今は感謝の気持ちで一杯です。
 前回のジェームス先生の原稿を書くときもジェームススキナー事務所の麻生秀男さんにお願いをしています。メガイベントのテーマが「人生の秘訣は与えること」でした。麻生さんにいつも「チャンスを与えていただいています。」今度は私が「人に何かを与えたい」と思います。ありがとうございました。

9ステップに興味のある方、下のホームページを開いてみてください。安くお申し込みができます。

歯科衛生士
心理カウンセラー
青木 五月

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