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日本歯科医学会は2月17日、第117回評議員会を歯科医師会館で開催しました。
今回の評議員会では「日本法歯科医学会」および「日本顕微鏡歯科学会」の新たな認定分科会登録が決定したほか、令和8年度の診療報酬改定を見据えた歯科用貴金属高騰への対応方針、さらには1万5,000人超が参加した学術大会の詳細な動員実績などが報告されました。

特に小林隆太郎会長が言及したCAD/CAM推進の方向性や、臨床現場でのニーズが高まる学会の認定ニュースは、今後の歯科診療の在り方に直結する重要な指針となります。
歯科医師の先生方が注目すべき評議員会の全容と、決定事項の詳細を詳しくお伝えします。

日本歯科医学会、新たに2学会を認定分科会へ登録。CAD/CAM推進や次期診療報酬改定にも言及

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日本法歯科医学会、日本顕微鏡歯科学会が「認定分科会」へ

議事の結果、4月1日付で新たに以下の2学会が認定分科会として登録されることが決定しました。

日本法歯科医学会
災害対応などの社会的要請が急速に高まっている分野である点が評価されました。

日本顕微鏡歯科学会
マイクロスコープを用いた診療精度の向上への貢献、および機関誌の論文掲載数などが評価されました。

これにより、日本歯科医学会の認定分科会はさらに強固な体制となり、専門性の高い知見がより広く臨床現場へ還元されることが期待されます。

令和7年度「会長賞」授賞式、6名が栄誉に輝く

評議員会では令和7年度の会長賞授賞式も執り行われ、歯科医学の発展に寄与した以下の先生方が受賞されました。
また、併せて授賞基準の一部改正が行われ、基準に「日本歯科医師会会員であることが望ましい」との文言が追加されています。

部門 受賞者(敬称略) 所属・役職
研究部門 馬場 一美 昭和大学理事・歯学部長・教授
林 美加子 大阪大学理事・副学長
水口 俊介 東京科学大学名誉教授
教育部門 沼部 幸博 日本歯科大学生命歯学部主任教授
前田 健康 新潟大学名誉教授
地域歯科医療部門 増井 峰夫 神奈川県歯科医師会会員

歯科用金属高騰への対応と「CAD/CAM推進」を明言

小林隆太郎会長は挨拶の中で、令和8年度の診療報酬改定を見据え、現場の経営を圧迫している歯科用貴金属の高騰に言及しました。

CAD/CAMの推進:
関係各所との協議を通じ、代替素材やデジタルワークフローの活用を支援。

職域の確立
「食べること、話すこと、そして笑顔を支える」という国民生活に直結する仕事をオールデンタルで支えていく姿勢を強調。

素材の代替案提示やデジタル技術の導入を後押しすることで、歯科医療の質の維持と経営の安定化を目指す方針が示されました。

学術大会は1.5万人超が参加、次回は2030年開催へ

第25回日本歯科医学会学術大会の動員実績と、今後のスケジュールについても報告がありました。

参加登録者数: 合計1万5,294人

人気セッション(会場・配信合計)
羽生善治氏(棋士): 特別講演「決断力を磨く」/1,144人
木ノ本喜史氏(きのもと歯科): 「人生100年時代の歯内療法」/816人
連携企画シンポジウム: 「歯・口から子供の未来を考える」/734人

次回開催の変更
本来は2029年開催予定でしたが、他学会の大規模な国際大会との重複を避けるため、2030年(令和12年)開催へと変更し、より注力できる体制を敷くことが承認されました。

まとめ

今回の評議員会では、新認定分科会の誕生やCAD/CAM推進の方向性など、歯科医療の「質」と「経営」の両面に深く関わる決定がなされました。
また、会長賞の授賞基準に「日本歯科医師会会員であることが望ましい」という文言が追加されるなど、組織としての結束を強める動きも見られました。

Dentwaveでは、今後も先生方の臨床と経営に直結する日本歯科医学会の動向を注視してまいります。

参照

日本歯科新聞

小林隆太郎会長が総会で語る歯科界の未来

今回の記事内でも言及のあった日本歯科医学会の動向や歯科界の今後については、小林隆太郎会長が登壇する3月22日のMID-G総会でも語られる予定です。
Dentwaveでは、その講演の模様を独占LIVE配信いたします。
ぜひ併せてご覧ください。

▼総会LIVE配信の詳細・視聴はこちら


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