厚労省は25日、平成30年度歯科保健課関係予算概算要求の主要事項を発表した。健康寿命の延伸に向けた歯科保健を推進する観点から新規に歯科健康診査推進等事業として4億3,086万円、歯科医療機関による歯科口腔機能管理等研修事業に1億1,376万円を要求した。既存の8020運動・口腔保健推進事業などを含めると「健康寿命の延伸に向けた歯科口腔保健の推進」での要求額は10億円となり、歯科保健の充実に関連する予算は前年度に比べて2倍以上となった。大幅な増額要求の背景には、今年6月に閣議決定した骨太方針2017で「歯科健診の充実」「口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実」が明記されたことがある。財務省の査定を経て、12月下旬に来年度予算案が固まる。
提供:日本歯科新聞社
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