「人工臓器」を最新技術で“設計” 歯科技工士、三枝磨実さん(22)

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「人工臓器」を最新技術で“設計” 歯科技工士、三枝磨実さん(22)

入れ歯や差し歯、矯正装置、インプラントなど歯科技工物の製造・販売を行う「和田精密歯研」(本社・大阪市東淀川区)のCAD/CAMセンターで、CADオペレーターとして働く歯科技工士の三枝磨実さん(22)。歯科技工士の仕事といえば、手作業のイメージが強いが、三枝さんの視線の先にあるのは、コンピューター。患者の口腔(こうこう)内をイメージした歯科補綴(ほてつ)物の設計画面が映し出されている。

歯科用CAD/CAMは、従来手作業で行われていた歯科治療に用いる被覆冠やブリッジ、インプラントなど補綴物の設計や加工の一部をコンピューターに置き換える一連のシステム。同社ではCADオペレーターが設計した三次元データを3Dプリンターで造形したり、大小さまざまな加工機で切削したりすることで作業を効率化、納期の短縮も図っている。...

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