食育推進全国大会 inすみだ2015 日歯・日学歯・8020財団がブース出展

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第10回食育推進全国大会 inすみだ2015が6月20、21の両日、墨田区内3ヶ所を主な会場にして行なわれた。日歯・日学歯・8020財団がブース出展し、ガムを噛ませた後での色でおよその咀嚼能力をチェックし、その結果を踏まえて簡単なアドバイスをしていた。このコーナーは、全国各地で行なわれているが、どこでも人気がある企画。自分の噛む力がどの程度なのか知ることで改めて意識して噛むようになるようだ。二人で受けた夫婦は、「奥さんの方がよく噛めていますが、ご主人はもう一つかもしれません」と歯科医師に言われると、互いの顔を見て苦笑い。また、「色の違によって噛めているかどうか違いがわかるのは面白いです。目でわかるので理解しやすい」「歯医者さんで、“30回ぐらい噛んで下さい”と言われるのですが無理です。本当に皆さん、しているのですかね、しているのなら自分も頑張らなくてはいけないですかね」となどと述べていた。 初日の20日は、午後になり人出が多くなり盛況であった。会場となった墨田区立総合体育館は、高野直久・東京都歯科医師会理事、羽根司人・前日歯地域保健副委員長、増井峰夫・神奈川県平塚歯科医師会副会長、草柳英二・日本学校歯科医会広報委員長などがブースを訪れた市民に対応していた。有村治子・女性活躍担当大臣、山東昭子・山東派会長(旧大島派・元自民党食育調査会会長)、山本亨・墨田区長が、場内の歩き展示業者から説明を受けていた。 21日は、佐々木俊則・前日歯理事、田中英一氏(東京都中野区開業)ほかが交代でブースで対応していた。そのほか国際ファッションセンターで、地元・向島歯科医師会&本所歯科医師会が主催する講演会「おいしく、楽しく、活き活きと齢を重ねる“摂食能力”の実力」として、植田耕一郎・日本大学歯学部教授が講演し、口腔機能や唾液の重要性を説明する中で、やはり歯科的アプローチとしての食育にも言及した。唾液の重要性と口ストレッチの効用を訴えていた。いかに“摂食能力”が重要である指摘していた。地元・都立リハビリテーション病院での勤務経験のある植田教授ならではの内容も聞かれた。 ライオン(株)のブースでは、内田達也・総務部長が、歯ブラシの使い方と力の入れ具合などを教えていたが、ブースを訪れた人たちは、「力はそんなにいらないのですね。強く入れていたのがわかりました」「歯は大事だと思っていますが、毎日のことなので生活習慣にしないと」などの声が聞かれた。 また、6月1日から始まったアジア初の“使用済み歯ブラシのリサイクル活動”を説明。「使用済みの歯ブラシを集めてリサイクルポイントゲット。リサイクルポイントを集めてリサイクルによって作られた植木鉢やベンチなどと交換することができる。月1回、適正サイクルでの歯ブラシ交換は、口の健康づくりにおつながる」とした。まず、参加登録。歯ブラシ10g(1本)で2ポイント(2円相当)を付与するとしている。まずは墨田区からということで、その活動が広がっているとした。 こうした大会に参画することは、他団体・他分野の関係者にも歯科からの“食育”について展開している情報提供にもなり重要なこと。歯科以外の人たちにどう理解をしていただけるかPR・啓発活動として大切な場でなった。
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