第4回「運用利回りについて」

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「単利」と「複利」の大きな違い 資産運用をする際に重要な要素となるのが、「単利運用」なのか「複利運用」なのかです。「単利」と「複利」は利息のつき方の種類ですが、その結果には大きな違いがでてきます。

<単利>
単利は、当初預け入れた元本に対してのみ利息がつく計算方法です。例えば100万円を年利10%で単利運用した場合、毎年10万円の利息がついていくことになります。つまり、当初の元本に対してのみ利息計算が行われるということです。

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<複利>
複利は、単利とは異なり運用期間中に発生する利息を元本に繰り入れ、それを新しい元本とし再投資して利息を計算する方法です。発生した利息が元本に加えられ再投資されていく為、利息が利息を生んでいく形になりますので、投資運用を行う場合には、大変有利になります。

上記と同様に100万円を年利10%の複利運用を行った場合、1年目は利息が10万円つき、この10万円と当初元本の100万円を足した110万円が2年目の元本となり利回り計算が行われます。つまり1年目に発生した利息が2年目の利息を生み出しているのです。このように利息が再投資される形で元本が増えていきますので、福利の場合に比べ高い運用効果を得る事が出来ます。

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<単利と複利の違い>
単利と複利では4年運用をしたとして、すでに6万円の差があることがわかります。これが「複利効果」です。複利効果の力は、上記の計算でおわかりいただけたと思います。この効果は運用期間が長期になればなるほど高くなっていきます。資産運用を行う上で、この複利効果を利用していくことは非常に重要です。何%の複利運用で、何年投資が行えたか、これが将来の資産に大きな影響を与えることになります。しかし日本国内では、銀行や保険会社の商品は単利運用の商品が多く、複利運用の商品はほとんど無いというのが現状です。

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