第9回 評価基準の方法と、院内のコミュニケーション
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今回のテーマは「医院のトラブルや問題対処について」でしたが、年末賞与等でスタッフ評価時期でもありますので、先に少し変わった評価基準をご案内いたします。
スタッフを評価するためには、営業の様に定量的に図ることが可能であれば評価算定が明確にできます。しかし、医療機関の仕事は定量的に図れる職種ではなく、仕事に適した人事制度や評価基準を常に模索してまいりました。
今回は、少し変った評価基準の方法と、院内のコミュニケーションを向上させる方式をご案内いたします。
この方法は日常忘れがちな“ありがとう”と言う感謝の気持ちを表現することです。 どんな職種でも忙しかったり、毎日決まった業務をこなしているだけで、感謝の気持ちを忘れがちになってしまいます。スタッフ同士や上司に対しても恥ずかしくなってしまう事もあり、なかなか感謝の表現が言葉にできません。
しかし、この方式が感謝の気持ちを自然に伝える手助けになり、院内全体のコミュニケーションや雰囲気がかわります。
ご紹介する方式はリッツ・カールトン方式です。 「You are first class(きみはファーストクラスだ)」これは感謝した相手に最大級の感謝の気持ちを伝える言葉です。リッツ・カールトン方式を利用し、お互い感謝の気持ちを言えなかったり、忘れている相手に感謝の気持ちを伝えることができます。
この方式は、「DCO GOOD JOB CARD」と言う名のカードを用います。
「DCO GOOD JOB CARD」を簡単にご説明いたします。
誰かに助けてもらい感謝したときに、このカードに感謝の気持ちを記入します。そして “ありがとうございます”と伝えながら本人に渡すことが一番良いのですが、どうしても中々出来ない方もいますので、出来る方法を取り入れながら行います。
「DCO GOOD JOB CARD」の具体的なカードのルールや見本や評価方法は次回にご案内いたします。 現在、「DCO GOOD JOB CARD」を運用している医療機関は大変好評で、スタッフ間のトラブルがなくなり、院内の環境が良くなったとの報告があがっております。
ぜひ、この機会に「DCO GOOD JOB CARD」を利用し、新たなクリニック体制つくりにお手伝いができればと考えております。 次回はこの「DCO GOOD JOB CARDについて」ご説明いたします。
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