第6回 コミュニケーション=トリビア(雑学・些細な)を話そう

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 私たちは患者さんに安心感を与えながら信頼関係を築いていくために、またその人のモチベーションを高めていくためにコミュニケーションを大切にしていきます。コミュニケーション=毎日がトレーニング(1)(2)では、相手をよく観察するなど<一般編>yu−ko流の話をしましたが、今回は<自愛編>です。 自愛とは、自分を大切にすること。自分の健康状態に気をつけることを意味します。 患者さんと上手くコミュニケーションを図ろうと頑張って、自分が緊張してしまったり、話題に困ってしまったりと、ストレスを感じることはありませんか。私たちがこのような状態で患者さんと察していれば一番大切な相手に安心感を与えることができませんよね。 ここはあまり難しく考えず、トリビア(雑学・些細な)話題から相手の話を聞くことで自分が楽しいと感じたり、得した気分になったりすることをお勧めします。実はこれが自愛なのです。もちろんこの話を聞くタイミングは外せません。つまり仕事の流れを、1集中→2リラックス→1集中→2リラックスの順番で進めていきながら、2のリラックスのタイミングで患者さんに話しかけるのです。 次に外せないのは話す内容です。よくその人の生活環境や人間関係までしっかり把握し、それを話題に患者さんと話をする衛生士がいますが、患者さんとコミュニケーションが図れる=世間話ができる、ではないことにここで気が付いて欲しいものです。 これは5年前の私のエピソードです。 一人の患者さんが終わるたびにトイレに行きたくなる・・・膀胱炎かな・・・。 重い腰を上げ受診し検査を受けた私。主治医から「尿はきれいですよ。膀胱炎では無いですね。ストレスからくるものですよ。」と説明を受け、「ストレス・・・か・・。」その当時、職場でのストレスは膨大なものでしたからすべてがストレスを引き起こす原因と思い込んでいた私でした。 しばらく一人の患者さんが終わるたびにトイレに行きたくなる現象は続いたのですが、診療室が治療エリアと予防エリアに分離されてからいつの間にかこの現象が消えたのです。エリアが分かれていなかった時は、回りの状況に気を使いながら仕事をしていくので、とにかく忙しい・緊張の連続でした。 エリアが分かれるようになり、予防エリアでの仕事が増え自分のペースで仕事ができるようになったのです。このペースが1集中→2リラックス→1集中→2リラックスの順番で仕事をしていくことでた。

≪自愛:集中→リラックスで自分のペースを作ろう!≫

【1集中】 SRPを集中して1ブロックする。 【2リラックス】 うがいをしてもらう。 その時私は軽くストレッチ。(肩や首を回すなど) そして話しかける。 「○○さん、口開いているの、疲れません?」「ん、大丈夫ですよ。」 「そうですか。5分くらいで終わります。もう少し頑張ってお口、開いて下さいね。」 【1集中】 SRPの仕上げに集中。 【2リラックス】 うがいしてもらう。うがい後、相手の斜め横から声をかける。 「○○さん、お疲れ様でした。」ここで今日の治療内容を説明する。 その後ここで、頑張った自分を労わり患者さんから楽しい話を聞きだすのです。 私はKさん(男性)のバックを手渡しながら、話かけます。 「Kさんのバック形がステキですね。」 無口なKさんは、そのバックを受け取りながら 「ん、もう何年も前に買ったものだよ。」少し照れながら答えてくれました。

この些細な会話が、お互いの緊張が取れる瞬間なのです。  例えばSRPを4ブロック行なう計画なら、1集中→2リラックス→1集中→2リラックスの順番で仕事をし、最後にトリビア(雑学・些細な)な会話をしていくことで、患者さんに安心感を与えながら信頼関係を築いていく基盤がこの4回の中で築けていけるのです。 尚且つその患者さんからトリビア(雑学・些細な)を聞き出すことで自分もリラックスできるのです。これはとても大事なことですよね。 自愛できてこそ相手を愛せるのですから。

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