第7回 診療室にアロマを!(7)
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新しい年を迎え、気分も一新いろんな事に頑張るぞ……と
初心にかえって抱負を掲げている方も多いのではないでしょうか。
私も、毎年、「今年の目標」をシステム手帳に記します。
なぜか不思議なもので、新しいシステム手帳に記す最初の一筆目は、
力が入るというか、やけに丁寧に書いています。
今年の私のシステム手帳は、大好きな色オレンジです。
色の持つパワーもいただき、元気にパワフルに1年頑張っていきたいと思います。今までいろいろな目標を立ててきましたが、まだまだやりたいことがたくさんあります。等身大のビジョンをたくさん持ち、ひとつ、ひとつクリアしていきたいと思います。
ものごとは、強く願うほど、実現しやすいといいますから、
「○○したい」ではなく、「○○する!」と断言して行動に移したいと思います。 以前読んだ本に、大きな目標をもつことは、自分のモチベーションを上げるうえでとても大切なことだと。それと合わせて小さな目標を掲げることも必要だと。なぜ小さな目標が必要かというと、それをクリアすることで、
「自分は前進している」という自信が生まれるからだそうです。
大きな目標は成し遂げるまでに時間がかかるし、挫折もつきものです。けれども、小さな目標で、「達成する」という感覚をつかんでおけば、いずれ大きな成功に結びつくというのです。
この季節、本屋の店先には、07年の運気を占ういろいろな書籍が場所を占めています。私は、占いはいい事だけを信じるようにしています。ただ、それほど興味は持っておらず、買ってまでして一生懸命読むことはしません。 そんな私が、手にしてしまった本があります。 Lacet新風舎から出版された「香りの魔法アロマ星占い」です。 著者はムーンフェアリーヒロコさんで、薄くすぐ目を通せます。ワンコインで購入でき運気があがる香り付きです。 書店で見かけた方は、ちょっとのぞいてみてください。
今回の精油は、ローズマリーです。 ローズマリーは、血液循環の促進、血管壁強化作用で、歯肉炎や歯肉からの出血に効果的だそうです。
ローズマリー
肌や脳にエネルギーをチャージする若返りをもたらす精油
ラテン語の「海のしずく」を語源とするローズマリーは、スーッとした清涼感がある、ハーブ調の強烈で刺激的な香りがします。おもに3月から5月にかけて、小さくてかろやかな、まるで妖精のようにやさしげな淡いブルーの花が咲きます。
葉は常緑で細長く、表面は革のような緑色でモミの葉を思わせます。 ローズマリーは、やせた、岩の多い、乾いた日辺りの良い場所を好みます。
この精油の特徴は心身を活性化させる力があることで、「若返りの精油」として有名です。ハンガリーの王妃は、ローズマリーの化粧水で若々しい肌を取り戻し、70歳を過ぎてポーランド国王に求婚されたという話があるほどです。 また、集中力や記憶力を高める働きがあり、「ブレイン トニック(脳の活力剤)」とも呼ばれています。近年では、この香りが記憶を司る海馬という大脳辺縁系の一部に働きかけるという実験結果が出たそうです。
ローズマリーは強壮作用が強いので、低血圧や寝起きが悪くて朝不機嫌な人には理想的な力になってくれるそうです。
循環を促進する作用のほかに、強い殺菌(殺真菌性)、鎮痛、血行促進、血圧上昇、新陳代謝を活発にするといった作用などがあるそうです。
精神的には、活気づけ、記憶力や集中力を高める効果があります。
美容では、生き生きとリフレッシュさせる効果や強い収れん作用があるため、化粧水やアフターシェーブローションに使われる事も多いそうです。
フケを抑え、髪の成長を促す働きもあるのでシャンプーに用いられたりしています。
重要ポイントとして、ローズマリーは強壮作用があるので、少量でのみ使用し、レシピの用量を正確に守らないといけません。
高血圧やてんかんの人は使用しないよう注意が必要です。
無気力な時、気分をリフレッシュさせ、前向きな気持ちにさせる香りを吸入してみましょう。お湯を入れたマグカップに精油を1滴落とし、立ち上がる香りに顔を近づけて、鼻や口からゆっくりと息を吸い込み芳香浴をしてみましょう。 刺激的な香りが精神を引き締めてくれます。
また1年、素敵な香りに包まれて過ごしていきたいものですね。
(参考図書)はじめてのアロマテラピー 池田書店 心と体をケアするアロマテラピー 日本文芸社 アロマテラピー実践事典 東京堂 アロマテラピー検定テキスト 日本アロマ環境協会
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