キャリア

歯科衛生士フェスタ開催直前  穴沢有沙先生特別インタビュー 

歯科衛生士フェスタ開催直前    穴沢有沙先生特別インタビュー 

今回は第4回歯科衛生士フェスタ開催直前!ということで、フェスタ特別企画にご登壇頂く濵田真理子先生、穴沢有沙先生にインタビューさせて頂きました。

第4回歯科衛生士フェスタのテーマは【毎日15分で今日までの悩みが明日の楽しみ、自信になる】ですが、特別企画では【歯科衛生士を一生の仕事にするための働き方を考える】をテーマにDH歴34年×DH歴20年のベテラン歯科衛生士のお二人にcoe会員の皆様から寄せられたお悩みについてディスカッションをしていきながら、解決に導くためのヒントをいただきます。

そこでフェスタ開催直前ということで、お二人のこれまでの歯科衛生士としてのご経験のなかでどんな不安や悩みがあったのか、お話を伺ってみました。お二人のお人柄も分かるぶっちゃけトークを是非最後までお読みください。  

coe担当:穴沢さんは歯科衛生士になられてから今日までどんな不安がありましたか? 

  • 穴沢: 不安…私は元々の性格的にあまり不安を感じないのかもしれませんが、あえて言うのであれば、いつまで現役で臨床家としていられるかというのは、歯科衛生士になった当初から感じていました。

    と言うのも、歯科衛生士として初めて入職した歯科医療法人でお世話になった尊敬する歯科衛生士の先輩が当時50歳を超えていて、老眼鏡をつけて臨床をしていたのを見たのです。

    20歳そこそこの私は「そうか。目は見えなくなるのか。」と知りました。そこで「ではどのようにしたら歯科衛生士として長く働けるかな」と考えたのを今でも鮮明に覚えています。

coe担当:なにかに悩んだ時、穴沢さんはどのように解消させますか? 

  • 穴沢:私が経営学を学んでいる大学院での授業でこのような言葉をもらいました。

    「悩むな、考えろ」

    その時にモヤモヤと答えのないことに悩むのではなく、今何が起こっていて、自分は、もしくは会社組織はどの方向に向かいたいのかに立ち返り、何が足りないのか何があればそれが達成できるのかを考える癖がつきました。なのであまり悩まないと言うのが正直なところです。

    とは言っても、若い頃は悩んでましたね(笑)その時は友人ともない話をしたり、おいしいものを食べに行って笑い合って発散していました。(今もですねw)

coe担当:やりたいこととやるべきことに熱中するために何かヒントはありますか?

  • 穴沢:ズバリ、健康でいることです。

    これは持って生まれた体の健康さもありますが、心の健康もあると考えています。

    私は健康であるために、無理をしないことを心がけています。

    無理をしないと言うのは、しっかりと寝る、好きなものを食べる、好きな人に会うということです。

    受験勉強の時からそうですが、徹夜で勉強しても、なかなか効率が上がらず、結果が出なかったことがあります。

    健康だと集中力が増すので、熱中できるのです。

coe担当:穴沢さんは、【今、ここ】に集中するために意識されていることはありますか?  

  • 穴沢:私の性格上「何のためにしているのか」という目的が不明確だとなかなか行動できません。ですので、「私は何を成し遂げたいのか?」「何のためにこれをするのか?」をはっきりさせて、【今ここ】に集中をします。

    そうすると軸がぶれないので、予想外のことが起こっても瞬時に選択ができますし、問題を回避することができます。

    と、まあ、このような書き方をするとすごく強そうな印象を抱かれますが、全然そんな事はありません。私は決して自分の意思が強い方だとは思っていないので、それを自分で理解し、自分のご機嫌取りを心がけています。

    私のモットーに「ワクワクする道を選ぶ」というのがあります。なので、今の自分はもちろん、未来の自分がワクワク笑顔でいられそうな選択をするようにしています。そのために今簡単にできることではなく、少し背伸びをしてチャレンジできることを常に取り組んでいます。「すごいじゃん、よくがんばったじゃん」と自分で自分を褒めつつ、おだてて、今を充実させています。

coe担当:最後になりますが、いよいよ4月18日から始まる歯科衛生士フェスタの視聴者にメッセージをお願い致します。

  • 穴沢:今回はご縁をいただき、濵田さんと一緒に歯科衛生士の方に向けてメッセージを発信します。

    とはいっても私はずっと歯科衛生士をしていたわけではなく、他の仕事に従事したり、大学院へ進学したり、少し現場から離れつつ、俯瞰して歯科業界を見る環境にあります。

    私は今40歳ですが、新卒の時の想いや悩み、結婚して歯科衛生士を辞めたタイミングで感じたこと、他の仕事に従事していて、外から見た歯科衛生士の姿、また歯科業界に戻って年下の先輩とうまくやっていくために心がけたこと、たくさんの患者さんに触れ合う楽しさと、歯科衛生士が臨床はもちろん他の場所でどのように活躍できるのか、そんな視点を持ってディスカッションをしていきたいと思っています。

    今現在歯科衛生士として働くことが楽しい方はもちろんのこと、1度歯科衛生士を離職された方や、離職を考えている方、独立を視野に入れていらっしゃる方、子育て中の方、それぞれに響くことがあると思いますので、ぜひご覧いただけるとうれしいです。

穴沢有沙さんありがとうございました!
是非、フェスタ開催までに今のご自身の不安や悩みについて一度立ち止まって考えてみてください。より一層、歯科衛生士フェスタの企画を楽しんでいただけると思います。 
以上、第4回歯科衛生士フェスタ直前特別インタビューでした。 

第4回歯科衛生士フェスタ 特別企画の紹介

本当にこのままでいいの?を解決
歯科衛生士を一生の仕事にするために働き方を考える
DH歴34年濵田真理子先生×DH歴20年穴沢有沙先生のお悩み相談室

Chapter1  みんな自分の得意分野ってあるの?
Chapter2  将来の不安ってある?
Chapter3  歯科衛生士として学ぶってどういうこと? 
Chapter4  なぜ歯科衛生士 歯科衛生士を続けているか?

講師・インタビュアー

  • 歯科衛生士 濵田真理子先生(写真中央)
    H.M’s COLLECTION 代表取締役
    一般社団法人エムズワークス 代表理事

    歯科衛生士 穴沢有沙先生(写真左)
    株式会社Blanche 代表取締役社長
    横浜関内矯正歯科ブランシュ 副院長
    日本歯科社会教養推進機構(JDL)共同代表
    経営学修士(MBA)

    歯科衛生士 柿原 睦(写真右)
    株式会社メディカルネット
    歯科衛生士のcoe担当
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