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2013/10/24

第1回 診療室にアロマを!

 私は、毎日朝8時半から13時間ほど診療室に拘束されています。
 「拘束」という言葉を辞書で引くと、「自由な行動ができないようにすること」とありますので、主人が聞くと「ムッ」とするかもしれません。

 一日のほとんどの時間を診療室に拘束されている私にとって、より良い空間を作り出すということは大変重要なことなのです。
 もちろん患者さんやスタッフにとってもストレスのない健康的な環境は絶対必要なものです。

 
開業してから9年間、観葉植物や生花を飾って置くことは欠かしたことはありません。植物の香りには、人の心やからだに役立つさまざまな力が潜んでいます。
 
薔薇の花に顔を近づけて、満ち足りた幸せな気持ちになったり、ラベンダーの匂いで落ち着いたり、レモンなど柑橘類の香りで爽やかな気分になったり、 このようなことは、どなたでも経験したことがあると思います。
 
現代人の日々の仕事や生活は、肉体疲労よりも、精神的な見えない疲れが大半ではないでしょうか。みなさんは気分転換、ストレス発散できていますか。
 
甘い物をバカ食いしたり、衝動買いしたり、お酒を飲んだり、いろいろな方法があると思います。そんななかに、アロマテラピーを取り入れてリフレッシュしている方も多いと思います。店頭にも、さまざまなアロマグッズが置かれています。誰でも簡単に、すぐアロマが始められるようになっています。

 
私は、禁煙支援をするなかで、最近多い女性の喫煙者に気分転換にアロマを勧めたりしています。
 
アロマを診療室でもっともっと利用し、患者さんも術者も気持ち良い時間が過ごせることを願っています。 
これから、何回かにわたりアロマテラピーについてお話していきたいと思います。

 

アロマテラピーとは……?

 アロマは「芳香」、テラピーは「療法」という意味です。 アロマテラピーとは、植物がもつ芳香成分を利用して、精神や肉体を健康にする自然療法のこと。
 
一般的には、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使った健康法と定義されています。 実際には精油に限らず、ハーブティーを飲んだり、花の香りを嗅いで、心身に良い結果をもたらす「植物の香りの利用法」すべてを、広い意味で アロマテラピーと捉えています。

 

精油(エッセンシャルオイル)とは……?
 
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。
 
有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。
 
精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、 アロマテラピーの基本となるものです。 精油とは一言でいうと「香りのもと」なのです。

 

精油選びのポイント!
 
フレグランスオイルやポプリオイルといった合成品と間違わないようにしてください。 
ボトルラベルを確認し、精油名、学名、原産地、抽出部位、抽出方法、内容量などが記載されているかをチェックしてください。 
保存の目安はとしては、未開封なら約2年、開封後は、遮光瓶で冷暗所の保管して柑橘系なら約6ヶ月、その他では、約1年ほどです。

 心とからだが心地よいと感じる香りをみつけてみてください。 
香りにもそれぞれ、好き嫌いの好みがあると思います。  
アロマテラピーの効果を得るためには、使う精油が好きな香りであることが大切です。
 
香りの試し方ですが、鼻から少し離したところに瓶を持ち、フタを開けて軽く瓶を振り、香りを空気に拡散させてから嗅ぎます。
瓶に鼻を近づけすぎると、むせてしまいますので気をつけてください。 
一度に嗅ぐ精油は3〜5種類までにします。多くの香りを一度に嗅ぐと、香りを感じる感覚が鈍くなるからです。

 

精油使用時の注意!

原液のまま飲んだり、直接肌につけないこと。

点眼しない。

火気に注意すること。

子供やペットの手の届かないところに保管すること。

柑橘系の精油を皮膚に塗布した状態で、すぐに紫外線を浴びないこと。

お年寄りや既往症のある方、妊婦には十分注意して使用し、必要なら使用前に医師に相談すること

 
自然のものでも、使い方を間違えると害をおよぼすこともあります。 精油を正しく使って、より良い効果を得てください。
 
次回は、香りがどのようにして人に影響を与えるかと、実際に私が診療室に取り入れている方法を紹介していきます。

(参考文献)

「アロマテラピー検定テキスト1級・2級」 
日本アロマ環境協会

「はじめてのアロマテラピー」 
池田書店

歯科衛生士

村田尚子

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