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歯科医師の方々にお聞きしました!「抜歯処置」抜歯処置で感じる課題や改善したい点は?

著:Dentwave /

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1.年間で抜歯処置を行う頻度を教えてください。

月1~5回と回答した方は35.8%と最も多く、次いで月11回以上回答した方が26.8%、月6~10回と回答した方が25.5%という結果となりました。

2.抜歯処置の難易度はどのように感じますか?

普通と感じると回答した方は44%と最も多く、次いでやや難しいと感じると回答した方が34.1%、難しいと感じると回答した方が11.9%という結果となりました。

3.主に抜歯を行う対象の歯について教えてください。

歯周病による動揺歯と回答した方は81.5%と最も多く、次いでう蝕による保存不可能な歯と回答した方が75.8%、智歯と回答した方が67.2%という結果となりました。

4.抜歯処置を行う際に使用する麻酔法を教えてください。

局所麻酔と回答した方は98.7%と最も多く、次いで表面麻酔と回答した方が78.1%、静脈内鎮静法と回答した方が3.6%という結果となりました。

5.智歯抜歯を行う際、難症例と判断した場合の対応について教えてください

病院歯科口腔外科に紹介すると回答した方は最も多く76.8%、次いで自院で対応すると回答した方が21.5%、その他と回答した方が1%という結果となりました。

6.抜歯後の合併症(ドライソケット、感染など)の発生率について、どの程度経験していますか?

非常に稀(1%以下)と回答した方は最も多く71.9%、次いで時々発生する(1~5%程度)と回答した方が26.5%、比較的頻繁に発生する(6~10%程度)と回答した方が1.3%という結果となりました。

7.抜歯後の疼痛管理で主に使用する薬剤を教えてください。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と回答した方は最も多く85.4%、次いでアセトアミノフェンと回答した方が47.7%、オピオイド系と回答した方が2%という結果となりました。

8.抜歯処置で感じる課題や改善したい点についてご自由にお聞かせください。(無回答可)

抜歯当日の飲食や生活習慣について個々への対応がまだまだ不十分。

細い湾曲根を歯根破折させずにスマートに抜きたい。

縫合するかどうかの判断に迷うことがある。

抜歯は歯科処置において一番簡単な処置と考えています。抜髄のほうがむずかしい。

加齢変化による骨癒着の見極め。

埋伏智歯抜歯の保険点数があまりにも低過ぎる
(U.Sやカナダに留学している学生が日本は安いからと一時帰国の時に智歯抜歯を希望される)

ユニットの水をナノバブルに変えてからドライソケットがほぼ起きてない。
水回路の汚れは外科の敵だった。

処置中も処置後も痛みを感じさせないように麻酔量を多めにする

安価な止血剤(スポンゼルなど)の販売がなくなりコスト負担が大きくなっている。

難抜歯かどうかの判断基準。

埋伏智歯抜歯とその際のリスクを考慮すると開業先では難しいが、
手技として覚えたい矛盾がある。

難症例では介助者が必要だと思います。

一般Dr.は残根抜歯を安易に考えすぎです。探針などで歯根膜腔を確認してから
ヘーベルをかけるようにしましょう。

患者が動揺著しくても保存を希望したり、抜歯の必要なくても簡単に抜歯希望したり、
その乖離が大きすぎてびっくりする。

幸いにもこれまでトラブルはなかったが、智歯抜歯については多少怖くなった。

「抜かれた」と言われないように、抜歯のメリットデメリットをしっかり説明し
患者さんに抜くかどうか選択してもらう

解説書やオンラインの説明は嘘だらけ
昔話や武勇伝は不要です
安全性が早さを生み出します。

保険点数が非常に低いため、更なるスピードアップが必要。
スポンゼルの販売が中止になったため、同程度の費用負担で済む代替材料が必要。

やはり臼歯の難抜歯です。時間的な余裕があればトライしたい症例も数がありますが、健診料だと思うように時間も取ることができず取り組むことができていません。

智歯の抜歯ではまってしまうことがあるので難易度を的確に判断できるようになりたい。

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Dentwave

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