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歯科用3Dプリンタ「SprintRay(スプリントレイ)」国内販売を開始
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200名超が来場したお披露目イベント「3D Next in JAPAN」、日本デンタルショー2025でも注目を集めました
株式会社ヨシダ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山中一剛)は、歯科医療現場におけるデジタルワークフローを支援する3Dプリンタ「SprintRay(スプリントレイ)」の日本国内での取扱いを開始いたしました。
これに先立ち、9月23日(火・祝)には大規模お披露目イベント「3D Next in JAPAN」を開催し、200名を超える歯科医療関係者にご参加いただき、その機能と活用事例をご覧いただきました。
また、9月26日(金)から28日(日)までパシフィコ横浜で開催された日本デンタルショー2025では、弊社のメインブースにて「スプリントレイ」製品を展示し、多くのご来場者からご関心とご好評を賜りました。
スプリントレイ取扱いの背景
近年、歯科医療分野においてもデジタル化が進んでおり、3Dプリンタを活用した補綴物や矯正装置の製作は、その精度と効率性から注目を集めています。しかし、従来の3Dプリンタは操作の習熟度、対応材料、そして導入コストが課題となる場合がありました。
こうした状況の中で、ヨシダは歯科分野に特化した3Dプリンターメーカーである米国SprintRay社に着目しました。
SprintRay社の3Dプリンタは、歯科治療の現場で必要とされる精度・スピード・操作性を兼ね備え、かつ幅広い専用材料を提供することで、補綴から矯正、インプラントガイドまで多様な臨床ニーズに応えることが可能です。
また、直感的に操作できるソフトウェアや充実したサポート体制により、初めて導入する歯科医院や技工所でも安心して活用いただけます。
9月23日開催「3D Next in JAPAN」イベントレポート

発売に先がけ、9月23日(火・祝)には東京・赤坂インターシティAIRにて製品発表イベント「3D Next in JAPAN」を開催。全国から200名を超える歯科医療従事者が来場されました。
イベントでは、「スプリントレイ」のデモンストレーションに加え、本製品を先行導入された歯科医院様による症例発表や、デジタルデンティストリーの現状と今後に関する特別講演が行われ、参加者の皆様は熱心にご聴講されました。
3D Next in JAPAN 講演中の様子1
3D Next in JAPAN 講演中の様子2
日本デンタルショー2025での反響

9月26日から28日まで開催された日本デンタルショーでは、当社のメインブースにて「スプリントレイ」を展示し、多くのお客様にご興味をお持ちいただきました。実際に製品に触れてその操作性を体験される方、造形の実演をご覧になる方など、多くの来場者にブースへお立ち寄りいただき、連日大きな反響をいただきました。


今後の展望
ヨシダは、長年にわたり培ってきた歯科医療機器の販売・サポート経験を活かし、日本国内におけるスプリントレイの普及を通じて、歯科医療現場のさらなるデジタル化と患者様への高品質な治療提供に貢献してまいります。
製品情報
販売名:スプリントレイ プロ2 3Dプリンタ
一般的名称:科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニット
届出番号:13B1X00005000267 (一般)
製造販売元:(株)ヨシダ
販売名:スプリントレイ ウォッシュS
造形物の洗浄・乾燥装置(医療機器非該当)
販売名:スプリントレイ ナノキュア
一般的名称:歯科技工用重合装置
届出番号:13B1X00005000266(一般)
製造販売元:(株)ヨシダ
販売名:スプリントレイ マイダス 3D プリンタ
一般的名称:歯科技工室設置型コンピュータ支援設計・製造ユニット
届出番号:13B1X00005000270 (一般)
製造販売元:(株)ヨシダ
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