ノーベルバイオケアの新しいインプラントタイプの発表は8年ぶりとなり、全国5か所、関心を寄せる総勢 約600名の歯科医療関係者の方々が参集しました。


今回、お披露目となった新製品「Nobel Biocare N1™ System」は、今までのインプラント治療ではまずあり得ないような、固定概念を覆すような、完全に新しくかつシンプルなインプラントシステムです。
今までのインプラントシステムと大きく異なる点としては埋入窩形成が非常にシンプルであり、従来のような発熱を防ぐための注水をしないという点です。
低回転でゆっくりと骨を削合するため、注水の必要がなく、骨細胞破壊も防ぐことが可能となります。
さらには注水がないため、骨の切削片を洗い流さず、とどまらせることができるので、インプラントと骨が結合する足場となり結合率がかなり向上します。
また、インプラント本体の形状もトライオーバルであり、骨への固定を獲得しながら、骨への負担を軽減し、骨吸収も抑えることを実現します。
今回のシステムは、従来のインプラントシステムでは考えられないようなリスク回避が可能となり、歯科医師と患者の両者に効率的なインプラント治療が実現するそうです。
本会では600名規模の数多くの関係者が興味関心を示しており、製品説明に加えて、ハンズオンも実施され、多くの歯科医師が最新のインプラントシステムに触れる機会となっていました。今後のインプラント治療でスタンダードな治療となる日も近いのではないでしょうか。