第47回横浜デンタルショー ブースレポート ‐ 訪問歯科診療編 ‐

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昨今、「シームレス診療」を掲げる歯科医院が増えてきたことをご存知だろうか?かかりつけ患者さんが加齢や疾病などで来院できなくなった時の「往診」や、地域包括ケアの一環として「訪問歯科診療」を行う備えがあるという意味だ。昨年の「か強診」との関連もあり、この動きは今後さらに加速しそうだ。それと呼応し、各メーカーがこぞって関連製品を開発、改良を重ねている。そのコンセプトは、訪問でも安全で快適な診療を可能にするというもの。 超高齢社会のニーズに応えるための準備が揃いつつある。
長田電機工業株式会社
訪問診療機材作りに40年の歴史を持つ長田。ブースには豊富な訪問診療器具が展示されていた。ポータブルユニット、デイジー2(右)。吸引力の高さ、機能性、利便性にもこだわりを持った製品。歯科医院だけでなく自衛隊など他の場所でも使用されている。
さらに長田では、その品揃えの豊富さも特徴の一つである。現場の声を形にした、用途に合わせた様々な診療器具が作られている。
株式会社モリタ
モリタでは、病院や施設で使用可能なユニット、さらに訪問先でスキャンしたデータを自院へ転送可能なシステムなどが展示されていた。可搬式歯科用ユニットのユーティリオⅡ(左)。家庭用の電源で使用が可能であり、家庭や施設でも歯科医院と同様のパフォーマンスを発揮できる。データを医院のPCへ転送することで、訪問先でも口腔内をスキャンすることができるDOOR Linkモバイルサービス(右)。モリタ専用の回線を使用するためセキュリティ面も強化されている。
株式会社ナカニシ
ナカニシのポータブルユニットVIVA aceコンプリートセット。価格は98万円で比較的安価である。可搬式ユニットは軽くて、持ち運びやすく、確かな治療が歯科医師から求められており、それらの要望を実現している。
日本アイ・エス・ケイ株式会社
新製品のコードレスのポータブルユニット、かれんEX。3kgの軽量化に成功し、被災地などでの緊急時にも活躍できることが期待される。充電式の電源を搭載している。3時間の充電で1時間使用することが可能。
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