SASでは医科歯科連携が軌道に乗りつつある

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東京歯科保険医協会の本年度2回目のメディア懇談会は7月12日、同協会の会議室で開かれた。

懇談会は通算で70回目となった。

藤野健正副会長が司会・進行を務め、2期目の松島良次会長が抱負を語った。

松島会長は会運営の理念として「会員の利益、患者の利益、満足が得られないと意味がない」と強調した。

また、保険協会の存在価値として、「保険診療がメインであり、良い治療が誘導されなけれならない」と述べた。

さらに前回の総会で会長に就任以来、医科歯科連携を課題にあげ、その実行に努めてきた立場から地域包括医療のなかでの歯科の役割に触れた。

具体的にどのように医科歯科連携を実行していくかであるが、日常診療のなかでは口腔ケアの必要性を訴えながら医科関係者に理解を求めていく。

また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、単なるイビキではなく、「不整脈、多血症、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病などの動脈硬化性疾患の危険因子である」ことを啓発していく必要があるとした。

そして「SASでは医科歯科連携が軌道に乗りつつある。口腔内装置を入れ治療していくことで、心房細動、心疾患を予防してくいく」」と述べた。

なお、運動体としては反対運動にとどまらず、提案型の運動を展開していきたいとの姿勢を示した。

会員の利益のためとしては、「共済が7年ぶりに再開したことから歯科医院の経営の安定のためスケールメリットを生かし、良いものを提案していきたい」と述べた。

このほか、対患者とのトラブルが増加していることや国会学習会などについて報告した。

この問題をめぐりメディア側の質問や意見が述べられた。

「何でこんなことがトラブルになるか?」「警察を呼んだ方がいいのではないか」と思われるような極端なトラブルの事例が増えているそうだ。

基本的にコミュニケーション不足や初期対応のまずさからトラブルに発展するようだ。 

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