\歯科医師の方にお聞きしました!/これからの歯科技工士の働き方について

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昨今、DX化による技工の内製化、令和6年診療報酬改定等により歯科技工士の役割、働き方に変化にも注目を集めております。

その中で、歯科技工士の就業人数は2000年の3万7千人をピークに、3万5千人弱と横ばいになっております。また、年齢層は50歳以上の割合が20年前の20%から52%に増え、逆に若年層は減少している現状です。その課題は数値面だけでなく、実際現場で働かれている歯科技工士の方々や、歯科衛生士のパートナーである歯科医師の方々も実感されることがあるようです。

そこで今回、これからの歯科技工士の働き方について考えたく、歯科技工士のパートナーの一人である歯科医師の方々に【歯科技工士の働き方】関してどう思っているのかをお聞きしました。 今回の調査には、臨床から経営まで、歯科業界で幅広くご活躍をされている穴沢 有沙様(MBA歯科衛生士/株式会社Blanche 代表取締役社長)に設問の計画から調査の実施までご協力をいただきました。

*歯科技工士ご自身で思う【歯科技工士の働き方】に関する調査結果も公開しておりますので、まだの方はこちらもご覧ください!

■調査期間:2024年6月26日~2024年7月1日
■回答者:歯科医師98名
■調査(ご協力):穴沢 有沙 (MBA歯科衛生士/株式会社Blanche 代表取締役社長)

調査結果

  1. あなたの周りの歯科技工士について課題だと思うことを選択してください。
  2. 今後の歯科技工士の働き方について思うことを自由にお書きください。

1.あなたの周りの歯科技工士について課題だと思うことを選択してください。

歯科技工士不足であると回答た方は67.3%と最も多く、次いで歯科技工士学校の定員割れが今後に影響しそう/すでにしていると回答した方は62.2%、デジタル化に伴い、設備投資などのハードルが高いと回答した方が49%という結果となりました。

2.今後の歯科技工士の働き方について思うことを自由にお書きください。

  • 取引しているラボ、歯科技工士はみなさん儲かっている。
    薄利多売 長時間労働は自分の経営が悪いだけだと思う。
  • 歯科技工士の人数は減っていくので、対等に関係性を築ける歯科医師以外とは関わらないよう
    にして顧客を選んだ方が、良いと思います。そこで選んでもらえる歯科医師になります。
  • 歯科医師と歯科技工士はビジネスパートナーである。より良い補綴物を作るべく
    互いに切磋琢磨しなければならない。そのためにも言うべきことが言えるようにしなければならない。
  • この業界の価格が上がり、歯科技工士ももう少し少ない労働時間で稼げるように
    ならないと、歯科技工士不足は改善しない。
  • デジタル化に対応できなければ仕事がなくなってしまうと思うので
    少しでも早くデジタル化を取り入れていっしょに研鑽していきたい。
  • 日本国内の保健歯科技工の受注のみで世代の平均年収を超えて欲しい
    毎日自宅で就寝をする時間を確保してほしい。
  • 低賃金と記事が出ることが多いが、一方で歯科医師よりも儲かっていい車に
    乗っている人がいるのも事実だと思う。
  • 保険診療の技工物は、ラボが直接厚生省に請求するべき。
    そうすれば、ダンピングはおきない。

まだまだあります!coming soon 特別企画

この度、歯科技工士の現状と未来について、それぞれのステージにてご活躍している歯科医師x歯科衛生士x歯科技工士の3名が集まり、対談を実施したしました。

8月に公開予定ですのでどうぞお楽しみに!
DentResearch

■調査期間:2024年6月26日~2024年7月1日
■回答者:歯科医師98名
■調査(ご協力):穴沢 有沙 (MBA歯科衛生士/株式会社Blanche 代表取締役社長)
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