歯科医師224名が回答!小児矯正治療のタイミングについての考え方「本音に迫る!歯科ネタ情報局」

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今回はDentwave.com会員の歯科医師の方々に対し、「小児矯正治療開始のタイミング」についてのご意見を募集いたしました。
調査は、2021年10月1日~2021年10月17日に行われ、合計224名の方々にご回答頂きました。

それでは早速、歯科医師の方々が治療開始のタイミングについてどのように考えているのか見ていきましょう!

小児矯正治療のタイミングについて考え方
■小児矯正治療のタイミングについては「7歳~12歳」との回答が51.8%で最も多い結果となりました。
■次いで、「7歳未満」との回答が30.8%という結果となりました。

「7歳未満」での矯正治療開始が望ましい理由
保護者がこの年齢くらいの保護者は子供の将来の口腔にに対し投資を考えてくれやすいから。
(歯科医師 Aさん)

骨格の成長も利用したい
脳の発育には早期程よいと思う
(歯科医師 Bさん)

上顎の成長などのコントロールをする上で大事であるから。
また12歳以上大きくなると第二期と大した差がない。
(歯科医師 Cさん)

上顎の拡大、水平的なコントロールの点から
(歯科医師 Dさん)

少しでも早くする事により、治療期間の短縮になるから
(歯科医師 Eさん)

三級だと3歳くらいから始め、骨が柔らかいうちに治療するに越したことないから
(歯科医師 Fさん)

早期介入で将来の矯正治療を見据えた定期的な管理ができる。骨格矯正可能なのも理由。
(歯科医師 Gさん)

悪習癖等をはやく治せる
(歯科医師 Hさん)

「7歳~12歳」での矯正治療開始が望ましい理由
交換期からの機能矯正で永久歯列の矯正が楽になるから
(歯科医師 Iさん)

本人との意思疎通が可能になる年齢として
(歯科医師 Jさん)

歯並びの悪さが、保護者にも認識できる時期のため
(歯科医師 Kさん)

混合歯列期での診断により早期治療が必要だと判断した場合に治療開始した方が良いと考える
(歯科医師 Lさん)

非抜歯可能となるケースもある
(歯科医師 Mさん)

個人的に治り易いと思うが文献では早期治療は効果なし
(歯科医師 Nさん)

上下中切歯、6歳臼歯が萌出してきたら、必要であれば矯正治療を行ったほうが良い
(歯科医師 Oさん)

「13際~15歳」での矯正治療開始が望ましい理由
自分の意思で矯正治療を希望し、痛みなどに我慢できる。清掃も意味が分かって出来る
(歯科医師 Pさん)

顎の成長がある程度予想できるから
(歯科医師 Qさん)

永久歯が萌出しある程度時間が経ってからの方がより正確な判断ができるから
(歯科医師 Rさん)

見た目が気になる年頃であること、ある程度自分でのブラッシングが可能であること
(歯科医師 Sさん)

永久歯列期以前に開始する具体的なエビデンスがない
(歯科医師 Tさん)

「16歳以上」での矯正治療開始が望ましい理由
小児矯正的な咬合誘導は基本必要ないと考えている
(歯科医師 Uさん)

小児の精神的な負担を考えれば、遅い方が良い
(歯科医師 Vさん)

後戻りの防止ができるので
(歯科医師 Wさん)

それより前にしてもずれるから
(歯科医師 Xさん)

ご回答頂いた会員の皆様、ありがとうございました。

DentResearch調べ
調査期間:2021年10月1日~2021年10月17日
調査人数:歯科医師224名 (Dentwave.com会員)
記事提供

© Dentwave.com

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