新型コロナによる歯科医院の変化は?
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新型コロナによる歯科医院の変化は?
この度、Dentwave.comでは会員の歯科医師に対し、「緊急事態宣言“延長”後の歯科医院の状況」に関する調査を実施致しました。
調査は、5月9日~5月11日に行われ、合計295名の方々にご回答頂きました。
今回の調査で明らかになった主な結果は、以下の通りです。
調査は、5月9日~5月11日に行われ、合計295名の方々にご回答頂きました。
今回の調査で明らかになった主な結果は、以下の通りです。
• 全体の約半数が、「診療時間を変更または変更する予定」と回答し、緊急事態宣言前から約3割増加
• 全体の半数以上が、「勤務体制を変更または変更する予定」と回答し、直近1ヶ月間で約1割増加
• 全体の約9割が、前年同時期対比で「患者数が減少している」と回答(減少幅は「3割以上」が全体の約7割)
• 患者数が減少している診療内容は、「保険診療」との回答が最も多い
• 全体の約2割が、「オンライン診療を実施または実施する予定」と回答し、活用ツールは「電話」が最も多い
• 全体の約3割が、「企業等からの来客を制限又は制限する予定」と回答し、直近1ヶ月間で微増
• 全体の半数以上が、「勤務体制を変更または変更する予定」と回答し、直近1ヶ月間で約1割増加
• 全体の約9割が、前年同時期対比で「患者数が減少している」と回答(減少幅は「3割以上」が全体の約7割)
• 患者数が減少している診療内容は、「保険診療」との回答が最も多い
• 全体の約2割が、「オンライン診療を実施または実施する予定」と回答し、活用ツールは「電話」が最も多い
• 全体の約3割が、「企業等からの来客を制限又は制限する予定」と回答し、直近1ヶ月間で微増
診療時間の変更状況
診療時間の変更状況について、45.7%が「変更あり」または「変更予定あり」と回答し、緊急事態宣言前からは27.5%増加しています。
また、直近1ヶ月間では「変更予定なし」の比率も上昇しており、各医院における診療方針が明確化され、診療時間変更のアクションは概ね一段落している状況と考えられます。
回答の内訳は、「変更あり」が42.0%、「変更予定あり」が3.7%、「未定」が9.5%、「変更予定なし」が44.7%となっています。
また、直近1ヶ月間では「変更予定なし」の比率も上昇しており、各医院における診療方針が明確化され、診療時間変更のアクションは概ね一段落している状況と考えられます。
回答の内訳は、「変更あり」が42.0%、「変更予定あり」が3.7%、「未定」が9.5%、「変更予定なし」が44.7%となっています。

勤務体制の変更状況
勤務体制の変更状況について、50.9%が「変更あり」または「変更予定あり」と回答し、直近の1ヶ月間で13.2%増加しています。
また、診療時間の変更状況と同様に、直近1ヶ月間で「変更予定なし」の比率も上昇しており、勤務体制変更のアクションは概ね一段落している状況と考えられます。
各回答の内訳は「変更あり」が47.5%、「変更予定あり」が3.4%、「未定」が13.6%、「変更予定なし」が35.6%となっています。
また、診療時間の変更状況と同様に、直近1ヶ月間で「変更予定なし」の比率も上昇しており、勤務体制変更のアクションは概ね一段落している状況と考えられます。
各回答の内訳は「変更あり」が47.5%、「変更予定あり」が3.4%、「未定」が13.6%、「変更予定なし」が35.6%となっています。

前年同時期対比の集患状況
前年同時期対比の集患状況について、88.5%が「減少している」と回答し、緊急事態宣言前からは33.8%増加しています。
また、患者数が「減少している」と回答した方の内、69.7%が「3割程度以上」患者数が減少していると回答しました。
集患状況に関する回答の内訳は、「増加している」が2.0%、「減少している」が88.5%、「変化なし」が9.5%となっており、患者数の減少幅に関する回答の内訳は、「1割程度」が10.0%、 「2割程度」が20.3%、 「3割程度」が33.7%、 「4割程度」が15.7%、 「5割以上」が20.3%となっております。
また、患者数が「減少している」と回答した方の内、69.7%が「3割程度以上」患者数が減少していると回答しました。
集患状況に関する回答の内訳は、「増加している」が2.0%、「減少している」が88.5%、「変化なし」が9.5%となっており、患者数の減少幅に関する回答の内訳は、「1割程度」が10.0%、 「2割程度」が20.3%、 「3割程度」が33.7%、 「4割程度」が15.7%、 「5割以上」が20.3%となっております。

患者数が減少している診療内容
患者数が減少している診療内容について、「保険診療」が43.3%と最も高い水準となりました。
減少の要因は、患者サイドの外出自粛等による影響のみならず、緊急性の低い診療のリスケやアポイント間隔の調整等、医院サイドの感染予防策による影響も生じていると考えられます。
回答の内訳は、「インプラント」が4.2%、「補綴」が6.1%、「矯正」が2.3%、「小児」が4.6%、「メンテナンス(自費)」が11.9%、「ホワイトニング」が1.9%、「歯周病」が18.4%、「保険診療」が43.3%、「その他」が7.3%となっております。
減少の要因は、患者サイドの外出自粛等による影響のみならず、緊急性の低い診療のリスケやアポイント間隔の調整等、医院サイドの感染予防策による影響も生じていると考えられます。
回答の内訳は、「インプラント」が4.2%、「補綴」が6.1%、「矯正」が2.3%、「小児」が4.6%、「メンテナンス(自費)」が11.9%、「ホワイトニング」が1.9%、「歯周病」が18.4%、「保険診療」が43.3%、「その他」が7.3%となっております。

オンライン診療の実施状況
オンライン診療の実施状況について、20.0%が「実施中」、または「実施予定あり」と回答しました。
エリア別では、北海道・東北の実施比率が最も高く、16.7%が「実施中」、8.3%が「実施予定あり」と回答しました。
エリア別では、北海道・東北の実施比率が最も高く、16.7%が「実施中」、8.3%が「実施予定あり」と回答しました。

オンライン診療時の活用ツール
オンライン診療時の活用ツールについて、電話の比率が最も高く、40.7%が「活用中」、40.7%が「活用予定あり」と回答しました。
現時点では、テレビ電話等のツールは相対的に活用比率が低い結果となっております。

企業等の来客受入れの制限状況
メーカーやディーラー等の企業からの来客に対しては、31.5%が「制限している」または「制限を予定している」と回答し、直近の1ヶ月間で3.3%増加しています。
一部では、情報入手経路であったディーラ―等の受入れ制限により、インターネット等のリアルタイムでの情報収集ツールの有用性が一層高まっていることが想定されます。
一部では、情報入手経路であったディーラ―等の受入れ制限により、インターネット等のリアルタイムでの情報収集ツールの有用性が一層高まっていることが想定されます。

DentResearch調べ
調査期間:2020年5月9日~2020年5月11日
調査人数:295名 (Dentwave会員 歯科医師)
調査期間:2020年5月9日~2020年5月11日
調査人数:295名 (Dentwave会員 歯科医師)
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