株式会社プラトンジャパン主催「インプラント治療」成功のカギはチーム医療にあり!!

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株式会社プラトンジャパン主催「インプラント治療」成功のカギはチーム医療にあり!! 概要
2019年5月21日、神田駅直近のアーバンネット神田カンファレンスにおいて、株式会社プラトンジャパン主催(株式会社クロスフィールド協賛)の「『インプラント治療』成功のカギはチーム医療にあり!!」が開催された。
当日のセミナー参加者は15名程で、参加者の大半は歯科衛生士であった。講師は河野 章江先生で、現役の歯科衛生士として歯科医院に勤務しており、東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科の非常勤講師や、NPO法人入れ歯でカムカム会の副理事長など、多方面で活躍している。
本セミナーでは、河野先生自身の経験も踏まえ、インプラント治療における歯科衛生士の役割などを詳しく述べていた。
▲企業出展ブース

アウトライン


◯ インプラント治療における歯科衛生士の役割
◯ 患者さんと院内スタッフのコミュニケーションの重要性
◯ 天然歯とインプラントのメインテナンスの違い・方法
◯ インプラント周囲病変のリスクファクターとその対応
◯ インプラント治療のいま
◯ 超高齢社会において健康長寿を目指すために


セミナーでは、インプラント周囲炎の治療のポイントや、訪問歯科診療におけるインプラントのトラブル対応方法なども述べられ、盛り沢山の内容であった。本記事において、全ての内容を紹介することは難しいため、「高齢者にインプラント治療を行う際に、配慮すべき点」をピックアップして、紹介する。
高齢者にインプラント治療を行う際に、配慮すべき点
▲河野 章江先生 講演の様子
加齢に伴い、身体や精神に異常をきたす確率が高くなる。高齢の患者であるほど、糖尿病や認知症といった全身疾患の既往や薬歴が多くみられるため、インプラント治療を受けたくても受けられないことも往々にしてあるだろう。
しかし、全身疾患も服薬も無い40代や50代の患者にインプラント治療を行うにしても、年月が経てばいずれ高齢者となる。インプラント治療計画の立案は、加齢が与え得るインプラント長期予後への悪影響も留意しなくてはならない。
河野先生は、高齢者にインプラント治療を行う際に配慮すべき点を、詳しく述べていた。

◯ インプラント埋入部位・本数を極力減らし、低侵襲を心掛ける
◯ 修理が容易で、構造が単純なものにする
◯ 抜歯やインプラント追加・除去に伴う上部構造の設計変更が容易なものにする
◯ 要介護になった後、介護者による清掃がしやすいものにする
◯ 固定式から可撤式のものにする (オーバーデンチャーなど)
◯ 市場シェアが大きく、パーツの入手が容易なものを使用する


加えて、高齢者になれば、介護の問題も出てくる。訪問歯科診療時のインプラントのトラブルはインプラント周囲炎が最も多い。全身疾患の有無や介護度を把握し、CIST法に則った治療を行うことで、インプラント周囲粘膜炎(可逆)からインプラント周囲炎(不可逆)に移行するのを、歯科医師と歯科衛生士が一丸となって、早期発見し、早期治療することが肝要である。
「インプラント治療におけるメインテナンスは、術前から既に始まっています。まずは、患者の有するリスクをできるだけ取り除くことです。インプラント周囲に炎症がみられた場合、出来るだけインプラント周囲粘膜炎の段階で食い止めることが非常に重要です」河野先生の受講者に向けた言葉である。
プラトンジャパン株式会社はインプラント関連のセミナーを数多く開催している(7/11東京開催予定のデジタルインプラント・ベーシックコースは既に満席)。プラトンジャパン株式会社主催のセミナーに興味がある読者は、一度検索することをお勧めする。
本記事が読者の日常臨床の一助になれば、幸いである。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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