ヒューフレディ・ジャパン合同会社主催「GBRに関する実習セミナー~インプラント埋入と同時のGBR成功法~」

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▲「千 栄寿」先生 講演の様子
「GBRに関する実習セミナー~インプラント埋入と同時のGBR成功法~」概要
2019年5月12日、末広町駅直近のヒューフレディ・ジャパン合同会社において、「GBRに関する実習セミナー ~インプラント埋入と同時のGBR成功法~」が開催された。
当日のセミナー参加者は14名で、セミナー受講のために九州から足を運んで来た参加者もいらっしゃった。「きちんとGBRの手技を学びたい」という強い想いを持つ歯科医師が多い印象だった。
「GBRに関する実習セミナー~インプラント埋入と同時のGBR成功法~」のセミナー講師は千栄寿先生(横須賀市、せん歯科医院開業)で、GBR同時法において、豊富な知識と高い臨床能力を有する歯科医師である。
本記事では、抜歯後のGBR同時法を行う際の望ましい時期、GBR同時法(実習)を実際に受けた自身の感想を紹介する。
抜歯後、GBR同時法をいつ行えば良いか?
▲「GBR同時法」実習前の説明(メンブレン固定の手順について)
「抜歯した後、GBR同時法を行う場合、どの程度待てば良いか?」この問いに対して、多くの歯科医師が疑問を抱いているに違いない。
千栄寿先生は、過去の研究報告や自身の経験から、抜歯後8週が経過した時にGBR同時法を行うのが望ましいと言及していた。抜歯後8週が経過すれば、抜歯部位の失われたBone contour量がまだ少ない点や、軟組織量も多くなる点から、GBR同時法を行う時期を抜歯後8週に設定するのが良い、とのことだった。
「GBRの経験が浅い歯科医師は、固有歯槽骨が残っている症例でGBRを行いましょう。オトガイ神経の上を義歯床が覆っているような症例には、無理して手を出さないようにして下さい。」セミナー受講者に向けた千栄寿先生のメッセージである。
GBR同時法を行う時期以外にも、インプラント埋入のポイントや注意点なども併せて教示された。GBR同時法のセミナーの詳細を知りたい方は、実際に千栄寿先生のセミナーを受講していただきたい。
GBR同時法(実習)の感想
▲GBR同時法実習の様子
ここからは、GBR同時法の実習を実際に受けた自身の感想を述べる。GBR臨床経験は無く、本実習で初めてGBRを行った(豚顎を使用したフラップ形成やインプラント埋入も今回が初めてだった)。

GBR同時法(実習)の大まかな流れ


①No.15メスによる切開
②骨膜剥離子により、全層弁を剥離
③骨表面のデブライドメント
④インプラント埋入(実習のために唇側面を裂開させるような位置に埋入)
⑤デコルチケーション(ラウンドバーで骨髄に達するまでの深さ)
⑥チゼルで自家骨を採取
⑦裂開部に自家骨を配置
⑧自家骨の上に骨補填材を配置(20%盛り増し)
⑨裂開部にメンブレンを2枚配置
⑩マットレス縫合によるメンブレンの固定
⑪減張切開と縫合 (完全閉鎖)

何もかも初の経験であり、全層弁ではなく部分層弁を剥がすなど、失敗の連続だった。しかしながら、実際にGBR同時法を見様見真似で手を動かした甲斐があったのか、大まかな手順は短時間で頭に入った。
私のような経験の無い歯科医師が実習に参加すると、最初は慣れるまでに時間がかかるが、インプラント治療やGBRの経験がある歯科医師には、お勧めしたいセミナーである。
▲骨補填材 (Bio-Oss)を置いた後、メンブレンを設置
千栄寿先生のセミナーに興味のある方は、CID club主催のセミナー受講をお勧めする(6月より開催予定)。GBR同時法を含め、ルーペやマイクロスコープの取り扱い方や、歯周外科、マイクロエンドなどを学ぶことのできる絶好の機会になるに違いない。
また、ヒューフレディ・ジャパン合同会社は、GBR同時法のような非常に珍しいセミナー以外にも、抜歯などをテーマにしたセミナーも今後開催予定である。著名な先生に外科手技を学びたいのであれば、ヒューフレディ・ジャパン主催のセミナーに、ぜひ一度足を運んでいただきたい。
本記事が、読者の日常臨床の一助になれば、幸いである。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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