白水貿易株式会社主催「シン(真・心)のインプラントメインテナンス~超音波スケーラーを極める~」

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▲「田内 友貴」先生 セミナー講演の様子
「シン(真・心)のインプラントメインテナンス~超音波スケーラーを極める~」
2019年4月7日、千代田区の白水貿易株式会社において、「シン(真・心)のインプラントメインナンス~超音波スケーラーを極める~」が開催された。
講師は田内友貴先生で、CortezSDy(コルテスディ)株式会社代表取締役社長であり、現役臨床家の歯科衛生士でもある。「インプラントメインテナンスに携わった経験は相当な数であり、実経験から生の声を伝えている」と自負しており、院内外セミナーや歯科衛生士専門学校で教鞭を振ることも多い。
参加者は21名で、全員が歯科衛生士であった(歯科医師も対象のセミナーだが、今回のセミナーは歯科医師の参加が無かったとのこと)。当日は、田内先生のセミナーを聴講するため、愛媛や福島から足を運んだ参加者もいらっしゃった。
セミナー内容概要
・インプラントの構造・インプラント周囲組織
・インプラント上部構造別プロービング
・インプラントメインテナンスにおける超音波スケーラーの使用方法とチップ選択
*インプラントプロービング・超音波スケーラーによるスケーリングのデモあり。
全ての内容を紹介することはできないため、本記事では田内友貴先生が講演中に述べた「インプラントプロービングで解ること」をピックアップし、紹介する。

本記事が読者の日常臨床の一助になれば、幸いである。
インプラントプロービングで解ること
・プロービング時の出血(BOP)による疾患の有無
 BOPは歯周組織の炎症の臨床指標であり、インプラント粘膜炎(可逆的)の診断材料になる。歯周ポケット内の遊離プラークによるインプラント周囲炎(不可逆的)への進行を防ぐため、インプラント周囲のプロービングは炎症の早期発見のKeyである。
プローブも状態に合わせ選択することが重要である。材質の違い、ファーケーションプローブでないと挿入できない部位など、口腔内の状況を理解し、正しく施術するために何をどのように用いるか?田内先生の数多くの経験から対応できる知識と勘所が伝えられた。メインテナンスのデモでは、類似した超音波の細軽チタンチップだからこそ到達できるテクニックも惜しみなく紹介された。
▲「田内 友貴」先生によるインプラントメインテナンスのデモ

・インプラント周囲粘膜などの状態把握
プロービングにより、インプラント周囲組織の弾性や状態を把握でき、炎症発見にもつながる (例え炎症が認められなくても、プロービングによる組織の不可逆的剥離・病変誘起はない)。
・X線検査の必要性
インプラント周囲に排膿などの炎症兆候がみられた際、X線撮影を行い、最終補綴物装着時の歯周組織の状態と比較する。プロービングとX線による総合的な診断を行うことが大切である。
インプラントメインテナンスは歯科医師と歯科衛生士のタッグが大事
「超音波スケーラーの特性を理解し、インプラント体を傷つけず、プラークを上手く除去することが大事です。そして、メインテナンスの最後には歯科医師に咬合をチェックしてもらいましょう。」田内友貴先生のセミナー参加者に向けた言葉である。
今回のセミナー参加を通じ、歯科衛生士が適切なインプラントメインテナンスを行うために、インプラントの構造やインプラント周囲の組織、スケーラーの特性をしっかりと理解して行う必要があることを強く認識した。
本セミナーは歯科医師も対象であり、インプラントメインテナンスを歯科衛生士にお願いする際に非常に参考になる要素が含まれている。自院の歯科衛生士と参加し、インプラントメインテナンスに対する知識を一緒に深めてはいかがだろうか。
次回の「シン(真・心)のインプラントメインテナンス~超音波スケーラーを極める~」は、10/6に白水貿易株式会社 (東京支店) で開催予定である。「インプラントの基礎的なことを学びたい」、「インプラントメインテナンスの勘所を知りたい」、「超音波スケーラーの使用方法とチップ選択の仕方を知りたい」方は、田内友貴先生のセミナー受講をお勧めする。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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