日本顎咬合学会 2018レポート

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2018年6月9日(土)、6月10日(日)の両日、東京国際フォーラムにて第36回日本顎咬合学会学術大会が開催された。来場者数は昨年の5113名に比べると減少したものの、今年は両日併せて約4750名が来場した。出展企業は91社が集まった。
本大会理事長である上田秀朗氏は国民の健康長寿と歯科業界の発展を願い、
「真・顎咬合学会 輝け日本の歯科臨床!!~臨床力の向上による歯科界の活性化~」と題した。
今年は次世代の歯科界を担う若い世代にさまざまなジャンルの分野を学んでほしいと考えられ、
歯内治療や歯周治療の基本治療から審美歯科、インプラント、CAD/CAM臨床の最前線まで幅広く学べる環境が準備された。
講演数が147、会員発表が354の合計501におよぶ演題が2日間にわたって開催され、
これまでの大会で最多数であり、来場者にとって充実した大会であったと言えるだろう。
Ciメディカル Pax-i 3D Smart
ソフトウェアの性能が良く、操作性の高さが最大の特長。
CTと同時にパノラマ撮影も可能でありながら、非常に高画質な撮影ができる。
さらに被爆線量も非常に少ないため、患者に負担をかけずに継続的な細かい診療が可能。
ノーベルバイオケア On1 ベース・アバットメント
2018年2月に発売した新製品。
一度装着すれば補綴修復期間中に取り外す必要がなく、業界初の技術である。
治癒期間中の軟組織の付着を妨げず、インプラント周囲組織を守ることができる。
オステムジャパン Crestal Approach-Sinus KIT
上顎洞の粘膜を安全で素早く挙上できるサイナス手術ソリューション。
水圧リフティングを採用したことによってインスルメンツでは届かないところまで安全に剥離できる。
さらにソケットであるにも関わらず、ブラインドではないという強みもある。
BIO HORIZONS Laser-Lok
Laser-Lokは25年以上にわたって研究された、最適なインプラント表面処理技術である。
インプラント周囲を封鎖することにより、インプラント周囲炎の予防に繋がっている。
さらに従来のインプラントに比べて骨吸収を抑えられるという臨床におけるメリットもある。
FEED シンプルチェア
フットコントローラーで操作することが可能で、高さや角度を記憶する機能が搭載されている。
一般的なチェアと違い、配管工事が不要であるため導入コストを抑えることができる。
さらに油圧のみで動作するため、耐久性にも優れている。
ストローマン CARES Integrated Digital Solutions
ストローマンはCADからCAM、インプラントからクラウン、暫間修復物から高い審美性をもつ
修復物に至るまで、独自の技術による製品とサービスを提供している。
展示されていた製品も印象を取るというファーストステップから
ミリングという最後のステップまですべてがデジタルに対応している。
近日、一部の講演に関するレポートの掲載を予定しております。
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