
2024年12月7日、パシフィコ横浜にて「一般社団法人日本臨床歯科CADCAM学会第10回記念学術大会」の初日が開催されました。本大会は、デジタル歯科医療の最新動向を共有する場として、多くの歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が参加しました。
会員発表

初日の午前中には、会員による講演およびポスター発表が行われました。最新の研究成果や臨床報告が共有され、参加者同士の活発な意見交換が行われました。特に、デジタル技術を活用した新たな治療法や症例報告は、多くの関心を集めました。
落合陽一氏の特別講演

午後には、メディアアーティストの落合陽一氏による特別講演「デジタルと医療について」が開催されました。落合氏は、デジタル技術が医療分野にもたらす未来像について、独自の視点から洞察を共有しました。特に、AIやロボティクスの進化が歯科医療に与える影響についての考察は、参加者に新たな視点を提供しました。
歯科技工士による講演
続いて、歯科技工士向けのセッションが行われました。著名な技工士によるリレー講演やハンズオンセミナーが実施され、最新のデジタル技術の応用や実践的な技術が紹介されました。これらのセッションは、歯科技工士のみならず、歯科医師にとっても有益な内容であり、チーム医療の重要性を再認識する機会となりました。
経営に特化したスタディーグループ(MID-G)とのコラボセミナー

さらに、歯科医院の経営に特化したスタディーグループ「MID-G」とのコラボレーションセミナーが開催されました。MID-Gは、学術・教育・経営の三本柱を推奨し、歯科医師・歯科医院の安定した診療活動を整えるために活動しています。 セミナーでは、デジタル技術の導入が診療効率や患者満足度に与える影響、そして経営改善への具体的なアプローチが議論され、参加者は自身の医院運営に活かせる知見を得ることができました。
レセプションパーティー
初日の締めくくりとして、レセプションパーティーが開催されました。ポスター発表の表彰式やじゃんけん大会が行われ、参加者同士の交流が深まりました。ブッフェスタイルのディナーやお酒を交えた和やかな雰囲気の中、多くの人々が名刺交換を行い、情報交換やネットワーキングが活発に行われました。

本大会初日は、デジタル歯科医療の進化とその臨床応用、さらには経営戦略に至るまで、多角的な視点で情報を提供する場となりました。参加者は新たな知見と刺激を受け、今後の診療や業務に活かしていくことが期待されます。
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