第42回日本顎咬合学会学術大会・総合レポート 顎咬合学 踏襲から発展 学術と臨床の融合

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日本顎咬合学会レポート 第42回日本顎咬合学会学術大会・総会が開催!

2024年6月8日(土)、9日(日)の両日 東京国際フォーラムにて、第42回日本顎咬合学会学術大会・総会が「顎咬合学 踏襲から発展 学術と臨床の融合」をテーマに開催されました。

※大会長 特定非営利活動法人日本顎咬合学会理事長 貞光 謙一郎

※後援:一般社団法人 日本デジタル歯科学会 公益社団法人 日本補綴歯科学会 特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会

大会長のご挨拶

当日、大会長である貞光謙一郎先生より開会のご挨拶がありました。

貞光先生のご挨拶では、テーマである「踏襲から発展、学術と臨床の融合」を踏まえてナソロジーの歴史と意義が紹介され、エビデンスに基づく治療の重要性が強調されました。

また、新しく企画されたパネルディスカッションにおいて、若手医師がインプラント・フルデンチャー・ペリオ・エンドのケースを発表することで、活発な議論が生まれ、参加者にはこの2日間の学びを臨床に活かすことを期待したいと述べていました。

本大会のプログラム

本大会では35以上のメインプログラムに併せて、100社ほどの賛助企業による展示・ランチョンセミナー・メーカシンポジウム、40以上のテーブルクリニックなど、臨床的な角度だけではなく学術的な角度からもさまざまな先生方が登壇し、歯科医療従事者たちの興味・関心を集めていました。

デジタルを活用した補綴治療について最新の情報を多く感じられるプログラムとなっており、メインプログラムとして、著名な先生方の様々な長期経過症例を通して、各ステージにおいて顎咬合学をどのように考え現在に至るのかを学ぶことが出来、各論としてもインプラント・義歯・矯正と咬合との関連性についても学べる貴重な時間となりました。

また、その他、歯周病・インプラント・顎関節・デジタルデンティストリー・接着・審美・歯科材料など他学会を代表される先生方が多数登壇されていました。

海外特別招聘講師については、タフツ大学補綴学教授のDr.Wael Attを招き、デジタルを活用したインプラントを含む補綴修復処置についての講演が行われました。

特別企画(IOSの部屋、女性歯科医だけのプログラム)

また、本大会の特別企画として、通常の展示会場とは別にIOSに直接触れて体験が可能な『IOSの部屋』が開催されました。さらに昨今の歯科大学在籍の女性が増えてきている状況を踏まえ、今後ますます活躍される女性歯科医師だけのプログラムが設けられていました。

コロナ禍以前より歯科界にもデジタルの流れがあるなか、多様性のある講演が増えてきているように思えます。Dentwaveでは、今後とも継続的に学会・デンタルショー等のレポートを皆様に発信し、いち早く業界のトレンドをお届けしてまいります!

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