ITを活用した超高齢社会に対応できる歯科医師の養成

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 昭和大学を代表とする歯科医師養成の取り組みが、文科省の平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に選定

2013/02/05

昭和大学を代表とした取り組み「ITを活用した超高齢社会の到来に対応できる歯科医師の養成」が、このたび文部科学省の平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に選定された。

これは、同大が連携体制をとってきた2大学および地域医療教育を担当する周辺歯科医師会と協働するもの。

超高齢社会の到来に対応でき、全身に関連づけた口腔の診察および基礎疾患を有する患者の歯科治療を安全に行える歯科医師を養成することを目指す。

「大学間連携共同教育推進事業」は、国公私立の設置形態を超え、地域や分野に応じて大学間が相互に連携し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システムの構築を行う取組の中から、優れた取組を選定し、重点的な財政支援を行うことにより、教育の質の保証と向上、強みを活かした機能別分化を推進することを目的としている。

 このたび同事業に採択された「ITを活用した超高齢社会の到来に対応できる歯科医師の養成」は、昭和大学が代表となり、北海道医療大学、岩手医科大学、および各大学と密接な関係を有する蒲田・大森・目黒区・荏原・品川歯科医師会、札幌・北海道歯科医師会、盛岡市・岩手県歯科医師会が連携して構築した5年間のプログラム。応募総数153件のうち、採択49事業のひとつとして選定された。

 この取り組みは超高齢社会の到来に対応でき、全身に関連づけた口腔の診察および基礎疾患を有する患者の歯科治療を安全に行える歯科医師を養成することを目指している。

 まず基礎的な力をe-learningで身につけ、臨床推論能力やコミュニケーション能力を仮想患者教育システムで養成。

さらに、臨床における自己評価能力を電子ポートフォリオで養うのが特徴である。ITを活用することにより、いつでも多施設で教育とその結果を共有し、ステークホルダーである歯科医師会も歯学教育に対して具体的な提言を行うことが可能となっている。

参考 文部科学省 大学間連携共同教育推進事業 (昭和大学公式サイト)

http://www.showa-u.ac.jp/sch/dent/gp/renkei.html

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