ITで医師が変わる?医師アンケートに見る未来

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m3.com 2013年8月15日(木)

m3.comは、10周年のスペシャル企画として、過去10年および社会保障・税一体改革の節目である2025年までにITが医師をどう変えるかを検証する「ITが変わる、医師が変わる」を掲載(10周年スペシャル企画の特設ページはこちら)。m3.com医師会員を対象として関連のアンケートを実施した(実施日:2013年7月19日〜7月26日)。

回答者は、開業医、勤務医の男女計500人。質問内容は、IT化の現状と課題、医療情報の一元管理など将来的なIT化に期待すること、自由回答など。(島田 昇:m3.com編集部)

 

ITが変わる、医師が変わる【m3.comアンケート編】(抄)

Q.

ご自身が書いたカルテを、他施設の医療者と共有することに抵抗はありますか。

A.

自筆のカルテを他施設の医療者と共有することへの抵抗について聞くと、「あまり抵抗ない」が41.2%で最も多く、次いで「やや抵抗ある」30.6%、「抵抗ある」15.4%、「抵抗ない」12.6%の順。自筆のカルテの共有に計53.8%の医師が「抵抗ない」あるいは「あまり抵抗ない」としており、「抵抗ある」と「やや抵抗ある」の計46.0%を上回っていることが分かった。

Q.

患者のカルテなどの診療記録を「統計情報化したデータ」は、誰のものだとお考えですか(複数選択可)。

A.

患者のカルテなどの診療記録を「統計情報化したデータ」について、誰の所有物と思うかを複数選択で聞くと、「患者自身」が最も多く68.0%、次いで「医療者(記録を書いた本人)」59.2%、「医療者(記録を書いた人以外にも)」34.8%の順だった。「家族」(10.8%)、「行政」(8.0%)、「保険者」(7.4%)はいずれも10%前後にとどまり、半数以上の医師が「統計情報化したデータ」を患者、あるいは診察に当たった医師のものであると考えていた。

 

Q.

EHR(Electric Health Record)、2025年に実現するとお考えですか。

A.

国民一人ひとりの生涯の医療・健康情報を一元的に管理し、さまざまなライフステージで、どこでも活用できる仕組みのEHR(Electric Health Record)について質問。社会保障・税一体改革の節目である2025年までにEHRがどこまで普及するかについて予測してもらったところ、「一部実現する」が最も多く47.0%と約半数に迫った。「実現する」の14.0%を加えると、61.0%に上った。これに対し、「実現しない」は26.0%。

Q.

3-2 EHR、ご自身は使いたいとお考えですか。

A.

EHRの利用意向について尋ねると、「どちらかと言えば使いたい」が最も多く38.0%、次いで「使いたい」26.4%などの順。計64.4%の医師が利用に積極的な姿勢を示していた。これに対し、「どちらかと言えば使いたくない」20.0%、「分からない」15.6%の順だった。

 

Q.

EHRに代表される、医療情報連携の推進に当たって、ネックとなるのは何だと思いますか(複数選択可)。

A.

EHRを含む医療情報連携の推進に当たっての問題点を複数選択で聞くと、「セキュリティ(個人情報保護)」が79.4%と最も多く、8割が医療情報連携の推進を妨げる要因であると考えていた。次いで、「コスト負担の在り方」52.4%、「電子カルテなどのデータ形式の標準化」50.8%、「法整備(マイナンバーの利用範囲など)」47.6%の3つは半数前後に上り、「国民の意識」36.2%、「行政の意識」32.4%、「医療者の意識」27.6%、「分からない」5.2%と続く。その他の意見としては、「倫理上の問題」(50代男性、診療所、内科系)、「ドクター側のITリテラシーの格差」(40代男性、診療所、内科・外科以外)などがあった。

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