インタビュー:「デジタルで仕事をすることは、私にとってとても自然なこと」

インタビュー:「デジタルで仕事をすることは、私にとってとても自然なこと」

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Cecilie Terjesen医師は、2019年に先見性のある治療コンセプトを表彰するデンツプライシロナ社初の「スマート・インテグレーション・アワード」を受賞した7カ国24名の女性の一人です。ノルウェーのアーレンダールにある歯科医院「A1 Tannlegen」に勤務するTerjesen氏は、デジタル複製に関連する先見性のあるアイデアで受賞しました。彼女はデンツプライシロナ社に、自身の職業的背景、歯科業界の変化、テクノロジーと歯科医院の未来についての考えを語ってくれました。

[Terjesen博士、2019年にデンツプライシロナ社の「スマート・インテグレーション・アワード」を受賞されましたね。参加しようと思ったきっかけは何でしょう?]
自分が受賞するとは思っていませんでしたが、ただやってみようと思いました。いつものようにデンツプライシロナ社はとてもオーガナイズされていて、全てがうまく調整されていました。授賞式とそれに関わるコースを楽しみました。新しい人たちと出会い、新しい繋がりを作ることができ、特に歯科の分野で活躍している他の女性たちと知り合うことができました。以前は、女性よりも男性が多いイベントにいくつか参加したことがあったので、今回は女性が中心のイベントに参加できてとても良かったです。他の女性歯科医師とつながり、新しい友人を作ることができました。ドイツとフィンランドの歯科医師と知り合いになり、式典の後に3人で再会することになりましたが、新型コロナウイルスの流行のため、それは叶いませんでした。また、デンツプライシロナ社は歯科医療において最先端の開発を行っており、一緒に仕事をするのが楽しいと思ったのも応募の理由の一つです。

[どのような歯科医院で働いているのですか?]
私は歯科医院で働いているわけではありません。家賃を払っていますし、個人の患者さんもいます。それ以外のことは、歯科医師である2人のオーナーが金銭的なことも含めてすべて管理しています。歯科医院には4人の歯科医師がいます。サポートスタッフも5人いて、1人は事務を担当しています。他の4人は臨床を担当しています。

当院では、質の高い歯科治療、新しい技術の使用、技術の最新化に重点を置いています。当院では、主に20歳以上の成人の患者さんを対象としています。年齢制限はありませんが、患者さんがレストハウスに移ってしまうと、公的医療制度が適用されてしまうため、当院では治療を行わなくなります。

[診療所の設備はどのようになっていますか?]
オーナーの1人がデンツプライシロナ社と密接に連携しており、デンツプライシロナ社製の機器をほぼすべて揃えています。現在、当院には6台のトリートメントセンター(シロナC2+が4台、テネオが2台)に加え、プライムスキャンが2台、プライムミルが1台、インラボMC XLが1台、MC Xが1台、スピードファイヤーが1台、オーソフォスXG(CBCT、パノラマX線写真)が1台、その他多数の小型機器があり、そのほとんどがデンツプライシロナ社製です。

「他の女性歯科医師との繋がりができました」

[歯の専門分野はありますか?]
いいえ、私は一般歯科医です。ポーランドのクラクフにあるヤギェウォ大学で歯学を学び、2017年に卒業しました。医学部で学び、英語で歯科口腔外科医(DDS)のプログラムを受講しました。クラクフは、勉強するには本当に素晴らしい街でした。ヨーロッパの中心に位置しており、この状況は旅行の機会を多く与えてくれます。世界中から新しい友人ができました。

[ノルウェーの歯科医療では、デジタル化が大きな役割を果たしているのでしょうか?また、歯科医療におけるデジタル化の話題は、あなた個人やあなたの診療所にとってどれほど重要なのでしょうか?]
ノルウェーでは、デジタル化はますます大きな役割を果たしています。私の日常業務においても、設備の整った診療所のおかげで、自然と大きな役割を果たしています。私はすぐにデジタル化を始めたので、従来の印象を取る必要はありませんでした。ですから、デジタルで仕事をすることはとても自然なことなのです。しかし、私の日常生活が他の人々のそれを反映しているかどうか、またノルウェーの歯科医療の一断面を表しているかどうかはわかりません。オーナーが喜んで投資をしてくれるので、私の歯科医院はとてもラッキーでした。これは私の仕事を楽にしてくれますし、患者さんにとっても大きなメリットがあります。例えば、患者さんが1日でクラウンを受け取った場合、その話を他の人にしてくれることもあり、私たちにとっては良い口コミ情報となっています。

「デジタル化と新型コロナウイルスについては、スキャンが重要」

[新型コロナウイルス感染症によって、患者さんのケアや歯科におけるデジタル化の役割について、あなたの仕事や歯科医療はどのように変わりましたか?現在、デジタル化の役割はさらに大きくなっていますか?]
はい、2020年3月に全てを閉鎖しなければなりませんでした。私たちは緊急歯科治療しかできず、患者さんの数も減りました。2ヵ月後には、徐々に診療所が再開されました。私たちは診療所の中でいくつかの変更をしなければなりませんでした。患者さんを選別し、安全性を確保するための努力をしました。また、施術方法にも変更を加えました。患者さんと患者さんの間に清掃の時間を設け、フェイスシールドやヘッドカバーなどの個人防護具の使用を増やしました。また、HIVなど他のウイルスへの対策も行っていた為、ほとんどの患者さんが安心して治療を受けられました。しかし、中には治療を受けない患者さんもいました。最初の頃は大変でしたが、私たちはそれに対応し、今では再び順調に推移しています。

デジタル化と新型コロナウイルス感染症については、スキャニングが重要です。従来の型は、患者さんの口の中に入れてから検査室に送らなければなりませんが、これは衛生的ではなく感染のリスクがあります。デジタルスキャンはより速く、より簡単で、感染のリスクも全くありません。加えて、患者さんの体験が良いので、口コミでの推薦も得られます。私たち歯科医師にとってもリスクが少なく新しい仕事の機会が増え、共同作業が容易になる為、より興味深いものとなっています。

[歯科医療におけるあなたの特別な関心事や焦点となるテーマは何ですか?]
CERECシステムを導入した歯科医院で働き始めてから、これは私の特別な関心事のひとつとなりました。私は、CERECの使い方とその効果を最大限に引き出す方法を学ばなければなりませんでした。良き師であり同僚でもあるJan Kirkedam博士と一緒に、ここノルウェーでCERECの基礎コースを何度か開催しました。これはとても楽しいことですが、少し怖いことでもあります。自分が知っていること、そしてまだ学ばなければならないことなど、自分の知識の範囲を他の歯科医師にさらけ出すことになるからです。最近、歯周病学への関心が高まっているのですが、この分野を目指すとなると、あと3年は勉強しなければなりません。

[歯学分野での特別な目標はありますか?]
私は新しいことを学ぶのがとても好きなので、もっと学び、海外のコースに参加することが目標のひとつです。また、歯科医療の最新情報を入手し、新しいトレンドを追うことも好きです。新しい技術を学ぶのはとても面白いと思いますし、自分のキャリアの中でも楽しみなことのひとつです。

編集後記:デンツプライシロナ社は、関心のある女性歯科医師や歯科技工士を対象に、歯科医療における効率的で快適なワークフローの設計に関するアイデアや洞察を、6月28日まで「スマート・インテグレーション・アワード」に募集しています。

記事提供

© Dental Tribune

ライター

Dentsply Sirona

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