南アフリカで砂糖税が効果を発揮していることが判明

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南アフリカで砂糖税が効果を発揮していることが判明

砂糖入り飲料の過剰摂取は、様々な全身性の非伝染性疾患との関連が指摘されています。
(画像:Marcos Mesa Sam Wordley氏、シャッターストックより)


ヨハネススブルグ(南アフリカ共和国):2018年、南アフリカ共和国は、砂糖入り飲料(SSB)の消費を抑制することを目的に、それぞれの砂糖含有量に応じた税金を導入しました。その3年後、同国の家庭での購入状況を分析した調査では、購入量の減少に加え、SSBに含まれる糖分とカロリーが減少していることが分かりました。

本研究の著者らによると、アフリカのサブサハラ地域では、高血圧、心血管疾患、糖尿病など、食事に関連する非感染性疾患の発生率が増加しています。これは、「砂糖入り飲料(SSB)やその他の超加工食品の摂取量が急速に増加している」ことに起因しています。特に南アフリカでは、これらの疾患の負担が非常に大きくなっています。

この問題に対処するため、南アフリカ政府は2016年にSSBに含まれる砂糖が4g/100mlを超えると、1gごとに税金を導入する意向を発表しました。2018年4月には、サブサハラアフリカでは初となるこの税が施行されました。

研究チームは、2014年1月から2019年3月までの毎月の家庭での購入に関するKantar Europanelのデータを用いて、課税対象となるSSBからの糖分摂取量の平均値が、税の発表前には一人当たり1日16.25gだったのが、発表後には1日14.26gに減少したことを明らかにしました。課税が正式に導入されると、この数値はSSBからの糖分が1日あたり10.63gに減少しました。

この研究の筆頭著者であり、南アフリカ医学研究評議会/ウィッツ医療経済・意思決定科学センターのディレクターであるKaren Hofman教授は、メキシコやイギリスなどの国での同様の取り組みと共に、この賦課金の成功は、他の地域でも「間違いなく」再現できることを示している、とデンタルトリビューンに語っています。

「例えば米国では、市や郡など多くの地域でこのような税金が導入されており、すでに効果を上げています」と彼女は述べています。さらにHofman氏は、糖分の過剰摂取をさらに減らすためには、パッケージの前面に糖分の含有量を表示することや、子供へのSSBの販売を禁止する規制など、他の対策も補完的な手段となりうると付け加えました。

「南アフリカの『健康促進税』の発表・実施後の飲料購入の変化:観察研究」と題した本研究は、ランセットプラネットヘルスの2021年4月号のオンライン版に掲載されました。

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ライター

Brendan Day, Dental Tribune International

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