米国保健社会福祉省がワクチン接種希望者のためのポータルを開設
この記事は
無料会員限定です。
ワシントン州(米国):米国保健社会福祉省(HHS)は、今後数週間のうちにワクチンの供給量が増加し、米国内のすべての成人がワクチン接種の対象となることを受けて、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種対象者を拡大するために必要なトレーニングと登録について、歯科医療従事者向けのオンラインポータルを開設しました。
医療従事者、退職者、学生は、「ボランティア医療従事者の事前登録に関する緊急システム」(www.phe.gov/covidvaccinators)にアクセスして、連邦法に基づいて新型コロナウイルス感染症ワクチンを投与する資格があるかどうかの情報を得ることができます。また、このサイトには、ワクチン接種者としてボランティア活動を希望する医療従事者や学生のために、各州のボランティア管理ポータルへのリンクも含まれています。
またHHSは、医療専門家協会、医療専門学校、公衆衛生や緊急事態管理の関係者、州や地域の保健担当者や予防接種担当者に対して、ワクチン接種者の資格情報を共有し、ボランティアの機会について周知するための大規模な働きかけを行っています。
ウェブサイト「ボランティア医療従事者の事前登録に関する緊急システム」では、医療従事者の身元、免許、資格、認定を事前に確認することで、州や準州の保健機関が利用可能な新型コロナウイルス感染症ワクチン接種者を地域社会に役立てるための最適な方法を決定することができます。
HHSは、「ワクチン接種者の中には奉仕活動に呼ばれない人もいるかもしれませんが、登録することで、あなたの地域の人々が必要としているときに助けることを約束したことになります。誰かの命を救うワクチンを投与できるかもしれません。」と、ボランティア医療従事者の事前登録に関する緊急システムのサイトで上記のように述べています。
PREP法(公的準備および緊急時対応法)は、パンデミックなどの公衆衛生上の緊急事態において、保健省の長官が宣言を出すことを認めるものです。この宣言により、ワクチンなどの医療対策品の調剤に携わる個人や組織は、不法行為による賠償請求を一時的に免除されます(故意の違法行為を除く。)
新型コロナウイルス感染症流行の期間中、2020年1月に初めて宣言が出され、3月11日に修正され、歯科医師を含む追加の医療従事者が新型コロナウイルス感染症ワクチンの投与を許可された「適格者」として指定されました。また適切なトレーニングを受け、専門家の監督を受けている歯科学生も、この宣言に基づいて認可された医療従事者の一人です。
(出典:米国保健社会福祉省および米国歯科医師会の調査)
記事提供
© Dental Tribune
ライター
Dental Tribune USA