歯科技工士に不足している繋がり

歯科技工士に不足している繋がり

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歯科医院の患者さんに、「歯科チームの中で誰に感謝の気持ちを伝えればいいですか」と聞くと、多くの方が「歯科医師と歯科看護師」と答えます。皆さんはどのような答えが正しいと思いますか?歯科医師が適切な医療サービスを提供するためには、歯科医師のチームなくしては成り立たないことは、誰もが認めるところでしょう。GDC(General Dental Council)に登録されている歯科チームのメンバーは、臨床歯科技工士、歯科衛生士、歯科看護師、歯科技工士、歯科療法士、歯科医師、歯科矯正療法士です。残念ながら、新型コロナウイルスのパンデミックの間、このチームの一部のメンバーは平等に扱われていないように思えます。今回は、歯科チームに不可欠な存在である歯科技工士についてお話したいと思います。

私は補綴専門医ですが、私が提供する医療サービスの大部分は歯科技工士に依存しています。患者さんの治療を手伝ってくれたり、時には新人教育をしてくれたりと常に連絡を取り合いながら、作業の遅れや作業の質の低下など、様々な問題点を観察しています。

イギリスのクイーンメアリーロンドン大学の一部であるバーツアンドロンドン医科歯科学校のチューター歯科技工士であるChad Cluff氏によると、多くの歯科技工所のスペースは、必要な社会的距離を置く手段を採用するには比較的不十分であるとのことです。そのため、全員が同時に職場にいられるわけではなく、一部の従業員の不在がサービス提供の遅れや仕事のパフォーマンスに影響を与えることがあるといいます。Cluff氏は、この状況は現状では改善の余地がないと指摘しています。

同大学のリードテクニカルスキルマネージャーであるAdel Houmani氏は、作業の遅れは他の理由で発生した可能性もあると述べています。同氏は、すべての歯の印象を適切に消毒しなければならず、そのプロセスにはさらに時間が必要であることを指摘しました。また、ウイルスが歯科用印象材の中で生存できるかどうかは不明であるため、歯科技工士は汚染を避けるために最善を尽くすべきであると述べました。

また、Houmani氏によると、一部の歯科医院では通常よりも非常に静かになっているとのことです。パンデミック以降、患者さんが定期的に歯科医院を訪れなくなったことが、この静けさの原因ではないかといいます。仕事量が減り、それが歯科技工所の財務に直接影響し、オーナーやパートナーにプレッシャーを与えているのです。では、どうすれば歯科技工士の皆さんのお役に立てるのでしょうか?



Houmani氏によると、歯科技工所の料金は常に話題に上るといいます。しかし、多くの歯科医は経費節減に努めているため、料金を上げれば結果的に受注を失うことになります。この問題は徐々に悪化しているようで、イギリス歯科技工士会などのいくつかの団体は、近いうちに患者がオーダーメイドの歯科器具を受け取るのに長い時間がかかるようになるだろうと警告しています。

歯科医師は国民健康保険でサポートされていますが歯科技工士は政府のサポートがないため、多くの資格を持った歯科技工士を失う可能性があることを知り、憤慨しています。ある情報によると、現在1,000人以上の歯科技工士が仕事を失っており、その多くがGDCへの登録を維持することができないとのことです。

しかし私が強調したいのは私たちはチームであり、パンデミックの間、私たちの助けを必要としていたすべての人々に医療サービスを提供し続けてきたということです。今回のパンデミックで歯科技工士は、政府からの支援だけでなく、あらゆる形態の支援を受けることが非常に困難であったことを認識する必要があります。したがって、保健当局からの財政的な支援だけでなく、歯科チームのメンバーからの支援も必要なのです。

歯科医療チームの一員である私たちは、歯科技工士が私たちや患者さんのためにしてくれていることに感謝し、その感謝の気持ちを他の社会人に伝えていくべきだと考えています。そのためには、まず自分自身から始めようと思っています。先日述べたように、歯科技工士が雇用され続けるためには、GDCへの登録を維持し、継続的専門能力開発(CPD)を最新の状態に保つ必要があります。英国で活発な教育組織であるUKDentalCoursesの社長として、私は非営利のCPDコースを彼らのニーズに合わせて調整することができます。したがって、尊敬する歯科技工士の皆様には、ご要望を(enquiry@ukdentalcourses)までお送りいただければ、ご要望にお応えできるよう最善を尽くします。

さらに、UKDentalCoursesは、歯科チームのすべてのメンバーをオンラインイベント「The Restored Link」に招待したいと考えています。このイベントは、歯科技工士の皆様に感謝と敬意を示し、お問い合わせに耳を傾けることを目的としています。ぜひご参加いただき、あなたのニーズや懸念を表明してください。

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ライター

Dr Ali Nankali

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