歯科衛生士の知識と技術のアップデート

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歯科衛生士コラム

歯科衛生士は国家資格を取得すると、その日から歯科衛生士として働くことができます。
一つの歯科医院で働き続けたとしても、10年以上のブランクを経て復職したとしても、転職を繰り返したとしても、自分自身が歯科衛生士であることには変わりありません。
しかし、同じ歯科衛生士でも知識や技術は過ごし方によって大幅に変わります。

知識や技術がアップデートされていないことでのリスク
歯科医療は日進月歩で進化しています。
臨床に出ていれば技術の向上や、患者様との関わりで日々学べる事があふれていると思います。
ただ、日々臨床をこなしているだけでは新たな知識や技術を学ぶことは難しいと感じます。

例えば、一つの歯科医院で10年勤めていて、その医院内ではベテランだったとしても、知識や技術がアップデートされていなければ、他の医院では全く知られていない方法で診療しているかもしれません。
それとは対照的に、10年のブランクがあってもブランクの間に知識をアップデートしていれば、復職後もスムーズに仕事ができるかもしれません。
自分自身にとってももちろんですが、患者様を守るためにも知識や技術のアップデートは必要です。
古い情報を患者様に伝えていませんか?その情報で患者様の健康が守れていますか?
最近はデンタルIQの高い患者様も増えていますし、ネット等を活用し、気軽に情報を収集することもできるようになりました。
最新の正しい知識と高い技術を身につけることが、私たち歯科医療従事者の役目だと思います。
以下では、大きく7つのアップデートの方法をご紹介します。


7つのアップデート方法
①書籍
歯科医療は日進月歩で進化しています。
歯科の専門書籍や月刊誌はもちろんですが、歯科に関連した一般書籍もたくさん出ています。また、歯科のことだけでなく全身の健康に関わることや、心理学、栄養などについて学ぶことにより、患者様の健康を守るためのツールとなったり、強い信頼関係をもつことができます。どこでも学べることができるのが利点ですが、専門書籍は価格が高いものも多いです。
②セミナー
直接会場に出向き講演を聞いたり、講師からレクチャーを受けるのが主流でしたが、オンライン化が進んだことで、歯科でもたくさんのオンラインセミナーが開催されるようになりました。セミナーの開催が少ない地域では、受講費よりも移動に使うお金や時間が多いことも…。そのような悩みを解決してくれたのがオンライン化ではないでしょうか。一方、直接その場に出向き受講することで得られるものも多いので、どちらもうまく活用していきたいですね。
③歯科情報サイト
インターネット上にも歯科医療者向けのためになる記事やセミナー情報が掲載されています。信頼できるサイトを利用しましょう。
④論文
こちらもインターネット上で様々な論文を検索できます。論文検索サイトから自分の学びたいことを調べてみましょう。
⑤スタディークラブ
年齢も経歴も違う仲間を作り、学び合うことができるスタディークラブは、セミナーではなかなか聞けない他院での話や、他の歯科衛生士の働き方、たくさんの情報交換ができます。同じ志を持った仲間と話すことにより、モチベーションアップにもつながります。現在ではオンラインでのスタディークラブも増えていて特徴も様々です。
⑥SNS
たくさんの歯科医療従事者が情報を発信しています。最近話題のクラブハウスでも歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の部屋が作られていたり、他業種との情報交換をすることもできます。情報収集をすることで、自分が学ぶべきことが見えてくることもあります。
⑦復職支援
出産、育児や転職によりブランクがあるとき、「私にはもうできない」とあきらめないでください。多くの地域で復職支援をしています。歯科医師会などで行っていますのでぜひ一歩踏み出してみましょう。

まとめ
自分に合った知識や技術のアップデート方法はありましたか?
学び方はたくさんあります。知識や技術をアップデートすることは患者様のためになることはもちろん、何より自分が楽しく仕事をすることにつながります。
また、スタッフの知識や技術のアップデートはクリニックのアップデートでもあります。
より良い歯科医療の提供のため、アップデートは常に心掛けていきたいですね。

最後に、筆者の所属するスタディークラブGLWBは、フリーランス歯科衛生士丸橋理沙により2020年結成され、全国展開しています。歯科のことだけでなく、一人の女性として輝けるような内容で構成されています。オンライン化によりたくさんのセミナーを受講できるだけでなく、同じ地域の会員と集まることもできます。年1回行われる総会では豪華な講師の先生方が勢揃いします。
ご興味のある方はlien.glwbtohoku@gmail.comまでご連絡ください。

亀山 和佳奈

宮城高等歯科衛生士学院を卒業後、小児、一般歯科に勤務。
出産を機に転職し、現在は主に一般、口腔外科、インプラント、審美を行う慶真会ソラナデンタルクリニックで主任衛生士として勤務しながらスタディークラブGLWBのエリアチーフとして活動。非常勤で矯正歯科へも勤務している。

記事提供

© Dentwave.com

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