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今回はストレスの原因に引き続き、歯科衛生士のストレスの対処法についてみていきましょう。ストレスの対処法を知ることで上手く付き合うことも可能となります。また、職場に任せるのではなく、セルフケアも大切になります。
歯科衛生士として働く上で、ストレスから逃れることは難しいです。そこで「ストレスとどう向き合うか」というストレスケアが大切になります。ストレスケアの方法を詳しく説明していきます。
歯科医療に携わる歯科衛生士は、日々患者と接します。そのためストレスフリーで勤めることは難しいということを念頭に置いておきましょう。責任やプレッシャーを感じる場面が多くあるかもしれませんが、逆に言えばそれほどやりがいのある仕事だということです。
日常の食生活に偏りがあると「健康な身体」でいられなくなり、その状態が続くことで「健康な心」でなくなります。忙しい朝はつい朝食を抜いてしまったり、昼食はカップラーメンやサラダだけで済ませてしまったりすることがあるかもしれません。しかし健康にはバランスの良い食事が必要です。夜更かしを控え質の良い睡眠を心がけることで、ストレスに負けない強い身体づくりをしましょう。
ストレスケアをすることは仕事の1つです。自分なりに、ストレス解消の方法をできるだけ多く持っておきましょう。「すぐにできる」「ひとりでできる」「楽しい」「ワクワクする」ということを考えメモしておくと、ストレスケアが必要な際に実行しやすくなります。
周囲の人に助けを求めることは、仕事のスキルの1つです。「自分が我慢すればいい」と思ったり、「こんなことくらいで弱音を吐いてはいけない」などと考えたりするのはやめましょう。つらいとき、勇気を出して周囲の人を頼ることも重要です。
人は常にONの状態ではいられません。仕事中はON、仕事が終わったらOFFと切り替えるようにしましょう。例えばタイムカードの打刻時や通勤電車に乗ったタイミングなど、自分の中で切り替えるタイミングを決めておくとスムーズに切り替えられるようになります。
日々ストレスケアをしていても、100%解消することは難しいでしょう。ただストレスを受けている状態では、眠れない、食欲がない、お腹が痛くなる、イライラする、仕事でミスをするなど、何かしらストレスサインが出ているものです。
このサインに気付かないままストレスを受け続けると、さらに調子を崩してしまうことがあります。そのため自分のストレスサインを知っておくことが大切です。そのサインが出ていないかどうか、ときどき自分の状態を観察するようにしましょう。
自分のストレスサインに気付けるようになると、休息を取る、気分転換をするなどのセルフケアが早めに取れるようになります。
歯科衛生士の業務は患者に対して細やかな気配りが必要となります。そのためその日のストレスはその日のうちにケアし、自分の身体を労わるようにしましょう。ストレスと上手に付き合い、健全な精神状態でいることで患者を健康に導きやすくなります。
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