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審美歯科とは歯の機能的な治療と、歯の美しさに焦点を当てた治療の両方を満たす歯科治療です。う蝕・歯周病を治すだけではなく「白い歯」「整った歯」など見た目を美しく整えたい人や、口元に美しさを求める人、清潔感を保ちたい人などに需要があります。
前回の記事に引き続き今回は、クリーニングやデンタルエステ、その他ホワイトニングに関する略語・専門用語について、解説も加えて詳しくご紹介します。
まずは、クリーニングに関する専門用語と略語についてご紹介します。
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略称で、歯科衛生士等の有資格者による、専用の機器を使用した歯面清掃のことです。バイオフィルムや歯石、ステインの除去を行い、最後にフッ素塗布を行う場合もあります。
その他のホワイトニングやクリーニング、デンタルエステに関連する専門用語と略語についてご紹介します。
メラニン色素による歯肉のくすみをピーリングによって取り除く方法で、ガムブリーチとも呼ばれます。レーザー除去法、外科的除去法、薬剤除去法(ケミカルガムピーリング)などがあります。
一般的に、笑ったときに歯肉が3mm以上露出する状態を指します。審美的な面からコンプレックスに感じる人も多く、治療法には外科手術や歯列矯正などが挙げられます。
ガミースマイルの治療法の1つで、上唇と歯肉の間の粘膜を縫合して、笑ったときに見える歯肉の幅を調整する方法です。
外科処置により歯肉の位置を下げる方法で、歯が小さいことによってガミースマイルになっている場合や、歯茎深くまで進行したう蝕、歯根破折してしまった場合などに適用されます。
マッサージジェルを歯肉に塗布し、円を描くようにマッサージしたり指圧したりする方法です。頬や唇の粘膜のマッサージも併せて行います。これにより血行促進やリラクゼーション効果、唾液分泌によるう蝕・歯周病予防が期待できます。
ヒアルロン酸やビタミンCなどが配合された専用のジェルを使用し、イオン導入やマッサージ、パックなどを行うことです。口唇の荒れを防ぎ、張りのある口唇に導く効果が期待できます。ヒアルロン酸注射や美容整形手術に比べると手軽に利用できます。
審美歯科ではホワイトニングからデンタルエステまで、さまざまな略語や専門用語があります。幅広い分野のため、すべての治療に関わることは少ないかもしれません。
ただ知識として知っておくことで、審美的な治療を望む患者さんに寄り添い、正確な情報を伝えられます。しっかり頭に入れておきましょう。
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