3Shape TRIOS User’s Voice vol.5 李 昌弘 先生インタビュー

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李 昌弘 先生 プロフィール
2001年 日本大学松戸歯学部卒業
2012年 プラム四谷歯科クリニック開設
(東京都新宿区)
2017年 博士(歯学)
2018年 日本大学松戸歯学部非常勤講師

日本臨床歯科学会 日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会 日本歯周病学会
Q. 口腔内スキャナー(以下IOS)を導入したきっかけ、理由は何ですか?
2015年に雑誌、QDT別冊に掲載されていた、Dr. Shin(現在3Shapeのアジアのインストラクター)によるデジタルをフル活用した症例記事を拝読したのがIOSに興味を持ったきっかけでした。その後先生のクリニックの見学をさせていただき、世界ではデジタルを利用した治療技術が非常に進んでいることを知り、すぐにIOS導入を決めました。今ほどではありませんが当時も多くのIOSが発表されており、海外の様々な学会では各メーカーのIOSを比較する論文が数多く紹介されておりました。その中でも3ShapeのTRIOSの評価が高かったこと、また実際の使用感も確かめ、スキャンスピード、精度、取り扱いの簡便さ、色調の再現性、ラボとのコミュニケーションのしやすさを確認し、そして将来を見据えた拡張性やソフトウェアのアップグレードによる発展性も期待できることを総合評価し、 TRIOSの導入を決めました。

Q. TRIOS Design Studioを導入しようと思った理由をお聞かせください?
これまでは補綴物のデザインは歯科技工所にスキャンデータを送り、すべて外注していました。それでも患者さんからはIOSを使った最新の治療技術、チェアタイムの短縮、補綴物デリバリーまでの日数の短縮に驚きと喜びを感じていただいておりました。これがさらに、チェアサイドで実際にデザインし、即日で補綴物の装着までを行えたならば、歯科医師、患者さん共により多くのメリットが生まれるのではないかと思い、TRIOS Design Studioの導入を決めました。そもそも3Shape社はハードウェアであるTRIOSを購入した後も、ソフトウェアが次々にアップグレードされ、Smile Design(図1)やPatient Monitoringなど、便利で臨床に応用できる機能が提供されるので安心感がありました。その上でプラットフォームが以前のClassicからDental Desktopに変わって各ソフトの扱いが一か所でできるようになってからは、自分にとって必要なソフトを後から足していけることに魅力を感じたというのもきっかけのひとつです。

  顔貌写真からSmile Designにて審美的な歯牙形態や患者さんの希望する形態をデザインする
Q. TRIOS Design Studioを、実際に使ってみていかがですか?
とても使いやすく、こんなに簡単なの?というのが第一の感想でした。次のステップやエラーの部位の提示がとても分かりやすく、初めてデザインした時でもマウスを使って直感的に操作ができました。症例に合った歯冠部を選べるライブラリも充実していますし、オートマージン機能や、隣在歯のミラーリング、形成前の状態をコピーするなども可能で、ある程度の形態であればすぐに慣れてデザインできると思います。またAIの技術が応用されているので一からデザインを作り込まなくても完成形に近いものが提案されてくるので時間も手間も省けます。(図2,3)

オートマージン機能や連結における挿入方向も自動で検索してくれる


症例にあった歯冠形態を豊富なライブラリから選択できる



Q. TRIOS Design Studioの適用症例はクラウン、インレー、オンレー、ブリッジ、ベニアとありますが、どの症例での使用が多いですか?
現在のところ前歯部クラウン、ブリッジのプロビジョナルの症例が60%、臼歯部クラウン、オンレーのプロビジョナルが30%、臼歯部のファイナルが10%です。デザインが上達すればファイナルの症例も増やせると思います。
Q. TRIOS Design Studioは実際の臨床シーンでどのように役立っていますか?
私のクリニックで最も多いプロビジョナルの症例においてものすごく役に立っています。例えば前歯部脱離で来院される患者さんや、ロングスパンのブリッジ症例や前歯部審美部位で形成後すぐにプロビジョナルを作製しなければならない場合があります。そんな時チェアサイドでプロビジョナル作成となると院内の工数も時間もかなりかかってしまうので、効率を考えクリニックのすぐ近くのラボにTRIOS Design Studioでデザインしたデータを送り、軽い調整をして届けてもらっています。あとは動揺歯の連結冠においても、IOSを用いると歯牙に圧をかけず印象採得できるのでとても有用だと思います。(図4,5)

連結部の補強などデザインは自由自在で、3次元的な形態を視覚的に共有できる


できあがったプロビジョナルレストレーション
コンタクトなどデザイン通りの仕上がりでストレスなく装着できる



Q. TRIOSとTRIOS Design Studioを使うことでの患者さんにとってのメリットは何ですか?
TRIOSを使うことでこれまで苦しかった印象採得が楽になり、チェアタイムも短縮されます。またTRIOS Design Studioを使うことで、作製前に患者さんと実際に3次元のデザインを共有することができます。近くのラボにデザインデータを送るという現在のスタイルでも最終補綴物の装着まで3日くらいでできるので患者さんには喜んで頂けています。将来さらに設備を整えれば即日で補綴物を装着することもでき、さらなるQOLの向上につながると思います。 またTRIOS Design Studioの画像をコンサルテーションに活用すれば、歯牙の裏側や奥行きの話まで3D画像で見せながら説明することができます。さらに(Bellus3D社の)Bellus3D Dental Proアプリのface scan機能とリンクさせて使えば顔貌写真とTRIOSのスキャンデータを統合した3D画像を見ることもでき、デザイン後の顔貌との調和の確認ができるようになります。(図6,7)

Bellus3D Dental Proを用いることによりインサイザルエッジポジションを顔貌から3次元的に評価することができ る



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