3Shape 口腔内スキャナー TRIOS 高井基普先生のインタビュー「口腔内スキャナーのススメ」

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髙井 基普 先生 プロフィール
1998年 岡山大学歯学部卒業
1998年 ナディアパークデンタルセンター勤務
一宮市アン歯科勤務
2002年 本多歯科医院勤務 伊藤歯科医院勤務
2007年 UCLA Short term fellow
2007年 東京ミッドタウンデンタルクリニック院長 就任
2011年 プレミアムデンタルケア恵比寿・代官山 開業
Q. TRIOSを導入しようと思ったきっかけ、理由をお聞かせください。
4年ほど前に、仲間と一緒に上海にTRIOSの説明を受けに行ったのがきっかけです。ソフトウェアを見て、診断に非常に力を入れているということが分かり、そこから興味が高まりました。機種選択については、何をしたいのかによっても違ってくると思いますが、私はデジタルを診断に活用したり修復・補綴に使用したりするところに重きを置いていたことと、矯正治療にもデジタルを取り入れる将来への展望を考えた際にTRIOSが第一選択肢となりました。3Shapeがオープンシステムを提供しているところも理想だと感じていたこともあります。

Q. IOSを選ぶにあたり、重要視するポイントは何ですか。またTRIOSで高く評価している部分について教えてください。
私は補綴臨床医ですので、まずは高いAccuracy(Precision+Trueness)が得られることが最重要ポイントです。それに加え、TRIOSはソフトウェアの充実と開発のスピードがとても速いことに対して、購入してからも高く評価しています。TRIOSを使い始めてから2年ほど経ちますが、その間も多くの新しい機能やアプリが追加されてどんどん便利になりました。(図1、2)

図1 左上5、6番の歯肉退縮に対して補綴装置と支台歯のダブルスキャンを行い、マージン位置のみ変更した。
左:術前、右:術後

図2 咬合面観とシリコンバイト。術前と同様の咬合関係が無調整で再現することができた。

Q. Smile Designを使い始めたきっかけは何ですか。また使い始めた頃と現在では、活用方法に違いはありますか。
8年ほど前、クリスチャン・コーチマン先生のDigital SmileDesign(DSD)の講義を受講したのがきっかけでした。SmileDesignの考え方自体は新しいものではなく、『今まで感覚で行ってきた感覚的な審美性を、デジタルで目に見えるように数値化・言語化したものである』という素晴らしい内容で、早速自身の臨床に取り入れていきました。 Dental DesktopでSmile Designを使い始めた最初の頃は、患者さんの治療後のスマイルの様子をシミュレーション画像で見せるだけの単純な使い方でしたが、しばらくしてデジタルに必要なアナログの基礎知識を整理してみることでその神髄が徐々に解ってきました。以降正確な診断をするために“なくてはならないツール” となりました。正中基準を決めるのに、SmileDesignに取り込んだ顔貌写真データを使えば、たった数分で簡単に必要な部分を測定して評価できるのです。瞳孔線・鼻翼・上口唇(Cupid bow)に沿った線を引いて、目が歪んでいないか口が歪んでいないのかなどの総合的な評価をします。Smile Designがなかったら、顔貌写真と模型を比べて測って…と大変な作業となってしまうこともあるでしょう。矯正治療においても、途中経過を適切に評価しないと治療の方向性が正しいのかどうかがわかりません。そのために必要な検査として、セファロ分析は横顔の評価、Smile Designでは正面の評価ができます。咬合再構成をする場合においても、Smile Designが治療計画の『評価基準』を明確にしてくれるのです。 

Q. Smile Designは実際の臨床シーンでどのように活用し役立っていますか。患者さんにとってのメリットも踏まえお聞かせください。
実際来院される患者さんの反応を見ていると、検査のシンプルさ・デジタル歯科医療がここまで進んでいるということを実感し、一歩進んだ要求も相談してみようという気持ちになる方が多いようです。私のクリニックでは矯正患者が40-50%の割合なのですが、その方々の半数は矯正以外の治療で来院した方々です。口腔内の画像を患者さんと一緒に見ながらSmile Designを使ってコンサルテーションして行くと、その方が潜在的に持っていた悩みを引き出すことができ、結果として患者さんも当初の期待以上の治療結果が得られ、高い満足が生まれる…。この流れを作る上でSmile Designが非常に役に立っています。(図3、4)

図3: 瞳孔線、鼻翼、上口唇に左右的なズレが認められ、顔面が左右非対称傾向である。このような症例においては、正中基準線を決定することがとても難しくなる。その解決策のひとつとして、Smile Designを用いて、瞳孔線・鼻翼・上口唇などの左右的位置を総合的に判断しながら基準線を模索し、上顎歯列配列のシミュレーションを行ってみる。すると結果として、この症例に適した正中基準線を見出し、デジタルwax upに移行することができる。
※症例写真の掲載にあたっては患者の承諾を得ております。

図4 Smile Designを用いて修復治療後のイメージを共有することで患者のニーズを引き出し、より綿密な治療ゴールを設定することができる。
a:術前、b:Smile Design、c:術後(ダイレクトモックアップ)

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