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皆さん、こんにちは。歯科医師のBowBoです。この度も記事をご拝読頂き、誠に有難うございます。
前回の記事では、歯科医師BowBoという発信を通して、社会に対しポピュレーションストラテジー的役割を与えていくことの必要性について述べました。
ご覧になっていない方は、サクッと読めますので、前回の記事を読んで頂けると幸いです。
さて、今回は私が歯科医師YouTuberとしてどのように情報発信を行なっていくか、その「戦略」の一部についてお話をしたいと思います。
前回の記事では、歯科医師BowBoという発信を通して、社会に対しポピュレーションストラテジー的役割を与えていくことの必要性について述べました。
ご覧になっていない方は、サクッと読めますので、前回の記事を読んで頂けると幸いです。
さて、今回は私が歯科医師YouTuberとしてどのように情報発信を行なっていくか、その「戦略」の一部についてお話をしたいと思います。
歯科医師YouTuberの戦略
1.【歯列矯正という「医原性疾患」】
2.【興味を持ってもらわなければ意味がない】
1.【歯列矯正という「医原性疾患」】

【マウスピース矯正】やってはいけない3つのパターン

【要注意】マウスピース矯正の真実

【ホントは怖い!?】セラミック矯正とは!!

【要注意】マウスピース矯正の真実

【ホントは怖い!?】セラミック矯正とは!!
さて、歯科医師YouTuberである私がYouTubeでどのような発信を行なっているかというと、実は「矯正治療」に関する発信が最も多いです。2021年9月現在、最も視聴回数が多い動画は、
「【マウスピース矯正】やってはいけない3つのパターン」
です。以降、
「【要注意】マウスピース矯正の真実」
「【ホントは怖い!?】セラミック矯正とは!!」
「【顎変形症①】健康保険で出来る歯列矯正の話」
「【歯科医師解説】歯列矯正をやってはいけない人」
と、トップ5が全て歯列矯正に関わる話になっております。そしてこんなことを言うと批判をされてしまうかもしれませんが、私は普段の診療で矯正歯科を「全く」行っておりません(もちろん矯正の提案をする程度のことはしています)。それについて視聴者から批判を頂いたこともありますが、なぜ矯正歯科を診療科目としない私がこの歯列矯正という題材を積極的に扱うのか。理由は2つあります。
一つ目は「歯列矯正による医原性疾患が意外と多い」と感じることです。最近は廉価なアライナー矯正が増えてきました。具体的な商品名は言いませんが、あるアライナー矯正のホームページでは治療前後の比較写真などが掲載されていますが、さて、歯科医学的に見るとかえって開咬が悪化している、無理な歯列拡大で前歯が歯列弓からはみ出そうになっている、など本来の歯列矯正の目的である「見た目と機能を回復する」から機能を無視したケースが散見されます。そもそもどう見ても適応症例でないケースに対してアライナーが使用されているケースもあります。でも患者さんの主訴は「見た目」なので、ある程度綺麗になったらその場では問題なく終わってしまうわけです。しかし、患者さんは確実にこのツケを「将来」払わないといけないわけです。こんなことがあって良いでしょうか。このような医原性疾患を増やさないためにも、正しく矯正治療を受けるための知識を皆さんに身につけてほしい、そんな思いで矯正治療に関する動画発信を行なっております。
「【マウスピース矯正】やってはいけない3つのパターン」
です。以降、
「【要注意】マウスピース矯正の真実」
「【ホントは怖い!?】セラミック矯正とは!!」
「【顎変形症①】健康保険で出来る歯列矯正の話」
「【歯科医師解説】歯列矯正をやってはいけない人」
と、トップ5が全て歯列矯正に関わる話になっております。そしてこんなことを言うと批判をされてしまうかもしれませんが、私は普段の診療で矯正歯科を「全く」行っておりません(もちろん矯正の提案をする程度のことはしています)。それについて視聴者から批判を頂いたこともありますが、なぜ矯正歯科を診療科目としない私がこの歯列矯正という題材を積極的に扱うのか。理由は2つあります。
一つ目は「歯列矯正による医原性疾患が意外と多い」と感じることです。最近は廉価なアライナー矯正が増えてきました。具体的な商品名は言いませんが、あるアライナー矯正のホームページでは治療前後の比較写真などが掲載されていますが、さて、歯科医学的に見るとかえって開咬が悪化している、無理な歯列拡大で前歯が歯列弓からはみ出そうになっている、など本来の歯列矯正の目的である「見た目と機能を回復する」から機能を無視したケースが散見されます。そもそもどう見ても適応症例でないケースに対してアライナーが使用されているケースもあります。でも患者さんの主訴は「見た目」なので、ある程度綺麗になったらその場では問題なく終わってしまうわけです。しかし、患者さんは確実にこのツケを「将来」払わないといけないわけです。こんなことがあって良いでしょうか。このような医原性疾患を増やさないためにも、正しく矯正治療を受けるための知識を皆さんに身につけてほしい、そんな思いで矯正治療に関する動画発信を行なっております。
2.【興味を持ってもらわなければ意味がない】
二つ目は、「世間の矯正治療への関心が非常に高い」と言うことです。実は私が真に発信したいことは、「う蝕や歯周病の予防」「小児期の口腔機能発達の重要性」だったりするわけですが、現時点で残念ながらこれらのトピックへの世間の関心度はあまり高いとは言えず、実際動画もあまり伸びません。実は情報発信で大事なことは「世間から認識されること」です。例えばある人が、渋谷の路上で「歯ブラシ大事!」と叫んでいる私を見かけたとしても、多分「変な人だな」で終わると思います。しかしそのひとが矯正治療に興味を持っていて、たまたまYouTubeで私の動画を見て私自身に興味を持ってくれた状態で「歯ブラシ大事」という動画を見ると、おそらく受け取り方が変わってくるでしょう。最終的に歯科疾患への理解を広めて、知識ベースで新しいポピュレーションストラテジーを確立する、と言う私の目標の第1歩として、世間で非常に関心の高い「矯正治療」に関して発信を多く行い、まずは世間から認知されることを目指しております。
以上が私のYouTubeにおける戦略の一部となります。それら以外にもInstagramやTikTokの運用なども行なっておりますが、それぞれ目的を持って行なっております。「こいつ何が目的なんだろう」そんな目で見て頂けると少しは面白いかもしれません。
さて、では次回は、このYouTube発信と並行して行なっている「オンライン医療相談室」について、その目的と意義についてお話したいと思います。
以上が私のYouTubeにおける戦略の一部となります。それら以外にもInstagramやTikTokの運用なども行なっておりますが、それぞれ目的を持って行なっております。「こいつ何が目的なんだろう」そんな目で見て頂けると少しは面白いかもしれません。
さて、では次回は、このYouTube発信と並行して行なっている「オンライン医療相談室」について、その目的と意義についてお話したいと思います。

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