ラマン分光法用い歯石を検出─昭和大の歯周病学講座が開発

カテゴリー
記事提供

© Dentwave.com

昭和大学歯学部歯周病学講座の中村紫野氏と同教授の山本松男氏らは、レーザー光を照射して発生するラマン散乱光を分光、解析して歯石を検出する研究成果をレーザー国際学術誌『Lasers in Medical Science』オンライン(25 July 2017)に発表した。ハイドロキシアパタイトから返ってくるラマン散乱光強度と歯石から返ってくる蛍光強度からの情報を規格化して、照射する距離や角度の影響を受けにくい検出・解析を実現したというもの。中村氏と山本氏は「照射条件による影響を最小限に抑えるラマン分光法による規格化は、蛍光強度のみを使って検出していた機器の次世代型につながる基盤研究。今後は、生体での応用に加えて、出力および照射時間の減少(短縮)を目指したい」と語る。 提供:日本歯科新聞社
記事提供

© Dentwave.com

新着ピックアップ