読売新聞 2014年1月27日
大規模災害などの際、遺体の身元確認をスムーズに行おうと、山口県歯科医師会は26日、県警、第6、7管区海上保安本部との共同訓練を山口市で実施した。
損傷が激しい遺体は、歯型や虫歯などが身元特定の決め手になることが多い。このため、県歯科医師会は10年前から関係団体との共同訓練を行っている。
訓練は、エンジン火災で緊急着陸した飛行機がオーバーランし、20人の死者が出たという想定で実施。各団体から計84人が参加し、歯の治療痕などを記録する「デンタルチャート」と呼ばれる資料を作成した。
参加した熊毛郡歯科医師会の原田満さん(46)は「普段の診療とは全く異なる作業。有事の際の心構えが身に着き、とても勉強になった」と話していた。
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