徳島新聞 2013年12月14日 14:16
がん患者の口腔ケアで連携 徳島大病院と県歯科医師会 徳島大学病院と県歯科医師会は13日、がん患者の口腔(こうくう)ケア推進で連携することで合意した。
がん患者が歯科医療や口腔ケアを継続的に受けられる体制を整えるのが狙い。
歯科医師会によると、がん患者は手術に伴う麻酔や放射線治療の影響などで退院後も唾液の分泌、のみ込みの衰えなど口の中の機能低下がしばらく続く。
口の中が不衛生になり、肺炎などの合併症を引き起こすことがあり、口腔ケアの重要性が高まっているという。
両者は、退院予定のがん患者に地域のかかりつけ歯科医を紹介するほか、歯科医に対し、がん治療への理解を深めるための啓発活動などに取り組む。
徳島市の県歯科医師会館で連携の締結式があり、徳大病院の安井夏生病院長と歯科医師会の和田明人会長が文書を交わした。
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