24年医薬品、医療機器生産額 初めて1兆円超す-静岡

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2013年11月21日 02:06 平成24年の県内企業の医薬品・医療機器の合計生産額が1兆115億円(前年比8・3%増)と初めて1兆円を超えたことが、厚生労働省の統計で明らかになった。平成22年から3年連続で全国1位で、県薬事課の担当者は「昭和40年代から続く医薬品関係企業の誘致や近年のファルマバレープロジェクトなどが寄与した」と話している。 厚労省の「平成24年薬事工業生産動態統計年報の概要」や県薬事課によると、医薬品・医療機器の国内全体の合計生産額は8兆8720億円(同0・9%増)で761億円増加した。県内の合計生産額は前年比771億円増加しており、増加額も全国最大だった。 また、県内の医療機器生産額は3652億円(同5・9%増)で21年から4年連続の1位。医薬品生産額は6462億円(同9・6%増)で22年から3年連続で2位だったが増加額の567億円は全国最大だった。 県内には、処方箋の必要な医療用医薬品が主力の小野薬品工業(富士宮市)、カテーテルなどの医療機器を生産するテルモ(富士宮市)や、漢方薬のツムラ(藤枝市)、アステラス製薬の生産子会社、アステラスファーマテック(焼津市)など主に東部、中部に医療関係の大手メーカーが立地している。同課では、これら医薬品・医療機器メーカーが増産したことが、県全体の医薬品・医療機器の生産額の増加を牽引(けんいん)したとみている。
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