警察歯科医の歯科検査の諸費用の支払い決まる

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日本法歯科医学会(小室歳信理事長)が改善を求めていた警察歯科医の歯科検査。 その諸費用の支払い問題は、今後、一般的な鑑定で1件当たり約1万5000円支払われる。これまで警察署の謝金は5000円〜1万円とばらつきがあった。 また、警察署によっては事件性がある遺体を扱った場合は5000円、事件性がない遺体は謝金の代わりにビール券や缶コーヒーを渡されるだけであった。 事実上無償のケースも目立った。      <参考> 平成21年3月31日  警察庁事務官から理事長宛に、4月以降、警察歯科医が歯科検査を行った際の諸費用の支払い手続きについて各都道府県警本部の関係部署へ通知を配信した旨の連絡が寄せられた。検査諸費用の単価については本会と警察庁とで協議の上、設定された。 本会理事長は、日本法医学会理事長・同庶務委員長および東京都監察医務院院長の警察庁訪問に同伴した。 本会としては、歯学系大学法医学教室および各都道府県警察歯科医会における鑑定の実情を説明し、本学会理事会で検討・作成した「各種検査に要する諸経費の設定のお願い」および「各種検査に要する経費の標準的な単価」を提示して、検査諸費用の設定を願い出た。
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